5月に乗ったクルマたち、前篇。
久しぶりのアップになりますが、この5月に仕事や試乗会でドライビングしたクルマについて報告しましょう。
5月になって最初に乗ったのがこのクルマ、ルノー・メガーヌの5ドアハッチバック、日本でプレミアムラインと呼ばれるモデルでした。メガーヌはヨーロッパでは2008年にこのボディに世代交代していたんですが、日本には今年まず3ドアのRSが入り、次いでこの5ドアも導入されたというわけです。実は僕は去年の春、南仏ニースで借りたレンタカーがこれと同型のメガーヌ5ドアのターボディーゼルだったんで、ひと足早く乗っていたのであります。
エンジンは2リッター4気筒で、トランスミッションはマニュアルモードつきCVTですが、実はこのパワートレーン、ルノーのオリジナルではなく日産製をベースにしたもので、その制御系などをルノーが独自開発したものといわれています。
走ってみると、素晴らしく剛性の高いボディが印象的で、硬めだけれど路面のいなし方が独特なサスペンションにはルノーを感じますが、パワートレーンはルノーというより日産風味の方が強いですね。メガーヌの詳しいインプレッションに興味のある方は、6月1日発売の自動車誌『CAR GRAPHIC』7月号をチェックしてください。
次に乗ったのはこのボルボV70のDRIVeというモデルですが、これはクルマそのものの試乗のためではなく、ネット『webCG』の仕事でブリヂストン・レグノのニューモデル、GR-XTを味わうためのテストベッドとしてV70を走らせたのでした。しかもこの日はパセンジャーシートにバイオリニストの川井郁子さんを伴うという、ちょっと豪勢な箱根往復でありました。
これがそのブリヂストン・レグノGR-XTで、サイズは205/60R16ですが、レグノのイメージどおり乗り心地が快適で、耳障りなロードノイズが感じられず、それでいて動的性能もちゃんと確保された、好印象のタイヤでした。
続いては軽井沢に出掛けて、2代目メルセデス・ベンツCLSクラスを走らせてきました。当面日本に導入されるのはV6のCLS350と、V8のCLS63AMGの2モデルになりますが、写真の赤いクルマはそのアグレッシブな外観からも想像がつくとおり、後者でありますね。
この写真は、CLS350のリアシートに収まった際に、自分と反対側のサイドウィンドーを撮ったカットですが、このウィンドーグラフィックがいかにもCLSでしょ。リアシートの居住性は先代より進歩していることを実感しました。
ドライビング感覚は先代よりタイトで洗練されていると感じましたが、このスタイリング、どう評価したらいいんでしょう。正直にいうと、先代CLSの方がこのジャンルのパイオニアにふさわしい魅力があったというのが僕の印象ですが、皆さんはどう思いますか?
CLSに続いて乗ったのは、名古屋の郊外でステアリングを握ったこの1967年ポルシェ912。ポルシェマニアならご存知のように、912は1965年から69年までの911極初期に存在したモデルで、911のボディに356に積まれていた90psの1.6リッターOHV水平対向4気筒エンジンを収めた、いわば911の廉価版でした。
356と基本的に同じ1.6リッター空冷OHVフラット4を収めた912のエンジンルーム。後半部分がスカスカの空間になっていることから、911のフラット6の大きさが実感できるというものであります。
しかもこのグリーンの912、コンディションのいいクルマだったこともあって、911とも356とも違う独特の魅力を持っていることを実感させてくれたのでした。この912のロードインプレッション、6月7日発売のポルシェ専門誌『911DAYS』2011Summer号に掲載されるので、ヒストリックポルシェ好きはぜひチェックを!













Comments
tonyさん、
初代CLSはデビュー当初色々と物議を醸し出しましたが、今にしてみるとオリジナリティの高いデザインのクルマですね。
Posted by: 吉田 匠 | June 05, 2011 at 04:43 PM
新型のCLSは色々とフェイスリフトされる最近のメルセデスと同じ顔付きになってしまい、独自性が薄れたなあと感じます。旧CLSはいまだに魅力が褪せませんねえ。
Posted by: tony | May 30, 2011 at 06:01 PM