1969 HONDA S800M。
今からもう10日ほど前のことですが、久しぶりにこんなクルマに乗りました。そう、タイトルにあるように、1969年型ホンダS800M。
二輪の世界ではすでに世界一になっていた60年代初頭のホンダが、四輪車メーカーとしてのポジションを確立するべく世に送り出したホンダSシリーズの最終モデルで、791ccのDOHC4気筒エンジンは70ps/8000rpmを発生、4段ギアボックスを介して160㎞/hの最高速を誇る、当時世界最小排気量の100マイルカーでした。
純正ハードトップを被ったこのS800M、実は70年代前半から80年代半ば過ぎまで僕自身が所有し、毎日の足からサーキット走行まで、あらゆる用途に使っていたクルマそのものなのであります。
なにせモーターサイクルのホンダ、しかも日本で最初にF1に撃って出たホンダのクルマなので、エンジンは当時の常識を超えた高回転型で、その証拠がこのタコメーター。
8500rpmからレッドゾーンというのも凄いけれど、サーキットを攻めていて後輪がホイールスピンしたときなんか、平気で10000rpmまで回っていたのを思い出します。
ボディサイズは全長3335×全幅1400×全高1215㎜、ホイールベース2000㎜と、現行の軽自動車より一回り小さいながら、ライトウェイトスポーツカーとして破綻のない、魅力的なスタイルにまとまっているでしょ。
これはもちろん、当時のホンダの社内デザイナーによるオリジナルデザインですが、本田宗一郎御大もしょちゅう口を挟んでスタイリングを仕上げていった、という逸話があります。
さて、このホンダS800Mを中心とするホンダ・スポーツの話、3月1日発売の自動車誌『CAR GRAPHIC』に僕が書いているので、興味のある方は是非ともチェックしてみてください。





Comments
チョースケさん、
NSUとホンダSのホイールのPCDの互換性、さすがに僕らが知っていたわけではありません。
たしか80年代前半当時のこと、Sオーナーの集まりであるホンダツインカムクラブは、ドイツのSフリークと親しく交流していたんですが、NSUのリアエンジンセダンのホイールがSに履けるという事実は、彼らが教えてくれたんですね。
で、彼らがドイツでかなりの本数の現物を入手、それをツインカムクラブ宛に送ってくれて、僕らクラブメンバーがそれを購入した、というわけだったのです。
Posted by: 吉田 匠 | March 06, 2011 at 01:07 AM
匠さん
再レス失礼します。遅ればせながらCG拝読しました。
NSU!どういった経緯で互換性にお気付きになったのか気になります。
私は団塊ジュニア世代で中学時代からCGを購読して匠さんのインプレッションを読んで早く大人になりたいと心躍らせていました。
これからも(元)自動車少年のハートに燃料投下(笑)して下さいね!
Posted by: チョースケ | March 05, 2011 at 09:51 AM
NIKIさん、
フェアレディとS800の両方を自分で所有していたとは、お父上、ずいぶん幸せなクルマ遍歴をお持ちですね。
Posted by: 吉田 匠 | February 27, 2011 at 04:09 PM
私の父が、S800初期のチェーン駆動に乗っていました。めちゃくちゃ楽しかった1台だそうです。ダットサンフェアレディー(S310)よりも、思い出深いと言っています。
父の車遍歴を先日ちょっと聞いたのですが、半端じゃないことが判りました。
Posted by: NIKI | February 25, 2011 at 02:10 AM
セブさん、
S600にお乗りでしたか、たしかにエスロクは白か赤が多かったですね、でもエスハチは黄色が多かった、少なくとも日本ではね。
このボディに軽自動車のエンジン、たしかに660ccのターボだったら、性能的にはまずまず悪くないでしょうね。
ただスポーツカーだから、ホンダ・ツインカムみたいに吠えてくれるエンジンじゃないと、寂しいですね。
チョースケさん、
ホイールに注目したとは、鋭い!
標準の4.5J×13に対して5J×13とややワイドなこのスチールホイール、ホイールメーカーのアフターマーケット用ではなく、60年代末~70年代初頭の某ヨーロッパ車の純正ホイールなんでんすね。
ただ、5穴130㎜というPCDがホンダSと同じなので、装着可能であると。
これがどんなクルマのホイールなのか、4月号の『CG』の記事でもキャプションで解説しているので、興味のある方はそれを参照してください。
Posted by: 吉田 匠 | February 21, 2011 at 04:38 PM
匠さん はじめまして!
いつもブログ楽しく拝見させて頂いています。
このS800M、佇まいが素晴らしいです。
特にホイールがシブいですね~!
一体どこのメイクスなのでしょうか?
Posted by: チョースケ | February 21, 2011 at 09:35 AM
匠さん
今見ても素晴らしいデザインですね!
僕はS600,初期のものでした、赤です。
このボデイに軽のエンジンを積んだらどうでしょう!結構いけると思いますよ。
ライトウエイトスポーツカーの生きる道は無いのでしょうか?
今の世の中、エコといいながら大馬力車を作るメーカー、どこで走らせるのでしょうか?
デザインもズングリ、ムックリ!!!!
デザイナーさん、しっかりしなさい!
Posted by: セブ | February 20, 2011 at 09:38 PM