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November 08, 2010

グッバイ、「964C2GT」、別名「ケロヨン号」 ! (涙)

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<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

このところバタバタしていて、ずいぶん久しぶりのアップになってしまいましたが、実はその間に、色々なことがありました。

ひとつは、アップが遅れたバタバタの主な原因になった事務所の移転で、これについては僕の別ブログ『男は黙ってスポーツカー』ですでに報告しています。

そして、ここで初めて公表することになるもうひとつの出来事が、「ポルシェ964C2GT」、別名「ケロヨン号」を最近手放した、という事実であります。

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購入時実走行距離2万3000kmのワンオーナー車という、すこぶるコンディションのいいMT仕様の964カレラ2はまさに絶好調、最初はちょっと派手かなと思ったシグナルグリーンのボディカラーも、いったん慣れたら大いに気に入っていました。

それにこのコクピット、シートはレカロのリクライニングバケットに替えようと思っていたのですが、実際に走ってみたらオリジナルのこのレザーシートの座り心地と肌触りのいいこと、長時間座り続けてもまったく疲れません。

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それでもベーシックな雰囲気を変えない範囲でモディファイしたくなる癖は抑え切れず、ホイールをブラックアウトした鍛造の17インチ、アウトストラーダSPREAD-M7に替えてBSポテンザRE050を組み合わせ、フロントに控えめなRS3.8用純正スポイラーを装着、チョイ不良を気取ってますます惚れ込んだのであります。

ならば、それほど気にいっていたC2GTを手放すことになった理由はというと、他でもない、別に欲しいクルマが出現し、それを手に入れることになったから、ということになります。

シルバーの超初期型ナロー、1965年911を手放したのは、ナローより頻繁に乗れるより現代的な911が欲しくなったからで、その結果ガレージに収まったのが、このシグナルグリーンの964でした。

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それから2年9カ月、今年9月11日のポルシェジャパンデイ御殿場ミーティングから戻った時のオドメーターは写真のように3万3711kmを示していたので、その間の走行距離は1万km強と、意外やあまり長くないですね。

964はトラブルが多いとしばしばいわれますが、僕のC2GTはエアコン関係の不調を抱えていたことを除けば健康そのもので、そのドライビング感覚はファンにして速くしかもすこぶる上質と、まさにポルシェの特質を存分に味わわせてくれたのでした。

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がしかし前記のように、以前から気になっていた別のクルマを手に入れたい思いがますます増幅、となると資金的にも駐車スペース的にもC2GTを所有し続けることは叶わず、この10月末、別れの時がついにやってきたというわけです。

その「別のクルマ」が何なのかについてはこの後、別ブログ『男は黙ってスポーツカー』にアップする予定です。

それはそれとして、日常的に乗れるポルシェ911が再び欲しくなったときには、僕はやっぱり964を手に入れるはずで、もしもその時にクラッチペダルを操作するのが肉体的に辛くなっていたりしたら、ティプトロニックもアリだと思っています。

僕のなかで964は、ナローと並ぶ永遠の911なのですから。

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Comments

皆さん、たくさんのコメントをどうもありがとう。

964乗りの皆さん、なかでも僕の影響で964に乗り始めた皆さんには、964C2を手放して356Bを入手した今回のクルマの変更、なんだかちょっと後ろめたいような気がしているのは事実です。

でもこれって、言い訳するわけじゃないんですが、63歳という僕の歳とも関係あるんですね。

60を過ぎたら356が欲しくなった、というクルマの好みの変化も皆無ではないんですが、ここでいいたいのはそれに関する話じゃなくて、この歳になるとせっかちになるというか、欲しいな、乗りたいな、というクルマが現れたら、ま、そのうち乗ればいいや、というのではなくて、早いとこそのクルマを手に入れて乗った方がいいんじゃないか、という気分になってしまうという話なんですね。

つまり、のんびり構えていたら身体のどこかが調子悪くなったりして、あらま乗りたいクルマに乗れなかった、という事態だけは避けたいな、と思ったりしてしまうわけですよ、僕のような歳になると。

そんなわけで、ケロヨン号に後ろ髪を引かれながらも356Bを手に入れてしまったのですが、本文にも書いたように僕は、依然として様々な意味で964が大好きであることに変わりはありません。

実はね、いつかもう一度964を手に入れたときのために、ちょっと手に入り難い964用のパーツを2つ、今も手許に確保してあるんですよ。

というわけで、964フリークの皆さん、964も好きな356親爺を、これからもどうぞヨロシク!

Posted by: 吉田 匠 | November 14, 2010 at 08:37 PM

約3年近く前に吉田さんの"低速官能"の記事を読み964購入を考え出し、その後色々このHP上で相談にのって頂きました。当時20年近い前の車、それも決して安くはない車の購入ということで悩んでいた小生にとりましてはとっても参考になりました。
2年と少し前に比較的程度の良いC2と出会い購入に至りました。
お蔭様で購入後は楽しいポルシェライフを送っております(色々手は掛かっておりますが…)。
あらためてお礼をm(_ _)m
ついこの間、大枚はたいてエンジンのOHをし、これから更に964C2ライフを楽しんで行きたいと思っています。
吉田さんが964を手放されたことは少なからず残念に思いますが、今後の356Bのレポートも楽しみにしております!

Posted by: son of a gun | November 13, 2010 at 06:18 PM

いつまでも頑張って下さい。
スポーツカー親父殿!
小さいけれど、凝縮され、五感と心を刺激する車が好きです。
僕は、今のところ964C2が好きです。

Posted by: yasuhiro | November 11, 2010 at 11:37 PM

匠先生:


久々の更新でしたが、こんなことになっていたとは…。

かねてより興味を持たれていることは雑誌記事等で存じておりましたが、いつでも乗れる実用車として964に乗り換えられた経緯から、「次」はまだだいぶ先かと思っていました。

リペイントもご検討中とのことですが、
新しい相棒(あかしん号?)は写真からはグッドコンディションにお見受けしました。

私にとっても永遠の憧れのモデルです。

ナローもそうですが、ポルシェは好きになればなるほど、旧いモデルに興味がそそられますよね。

匠先生にも見ていただいた私の964SSもかれこれ8年目、年3000kmペースですが、絶好調をキープしています。

幸いエアコンもバッチリですし、これまで大きなトラブルはありません。

964はよく、930と空冷最後の993に挟まれ「中途ハンパ」と言われますが、
自分はそうではなく、911として「絶妙」なモデルだと思っています。

特殊モデルであるSSも、季節や風といった自然はもちろん、直接耳に飛び込んでくるエキゾーストノートなど、よりダイレクトに、よりディープに空冷ポルシェを愉しむには最高のモデルだと思っており、そして匠先生も94年頃の記事で書かれたように、(良い意味で)911らしからぬヒラリ感を持ったモデルだと思います。

私はこれからも末永く付き合っていこうと思っています。

新しい相棒がやはりポルシェであることが嬉しかったです。

これからも「日本一ポルシェが似合うオトコ」でいてください!

Posted by: 白カエル | November 11, 2010 at 05:23 PM

原点回帰されたのですね。
ナローまで回帰される方はおられるようですが、サンゴローまでとは・・・
私もいつかは原点回帰したいなぁと。
何だか勇気付けられた気がします。
ますますのご活躍を応援しています。

Posted by: porscheviki | November 10, 2010 at 11:01 PM

そういう経緯だったんですね。
私も帰るとなればまたエランでしょう。
それも今度はSr2か3にね、でもオープンは外せません。

Posted by: エスロクレーサー | November 10, 2010 at 10:09 AM

匠様、最近超多忙でご無沙汰しておりました。
ケロヨン号。
まあ356のこと言っておられたので、うすうす感じてはおりました。

実は私も、既に今年の春「512TR」なるクルマの極上'93ワンオーナー車を見つけ購入してしまいました。
匠様に「旧いクルマいこうよ!」と言われていたのにイマイチ旧くないクルマになっちゃいました(笑)
でも家にある612スカリエッティより
「ずぅ~~~~っと愉しい」です!
(猛暑の間エアコン無効!キツかったぁ)

5年近く眠ってたクルマを走らせる為、整備に大金掛かったけど完璧に絶好調となった12気筒ボクサーは痺れますな!!

おっと「クロヨン号」はまだ我が家にいますよ。
やや乗る機会が減ってしまい、まだ4.5万キロ程ですがすこぶる健在でございます。

でも、最近「普通に良過ぎ」て物足りなくなって来てます、やはり。
「一生モノ」とまで思ったのに「極上のナロー無いかなぁ」などと思い始めてます。

やはり、私の飽きっぽさには付ける薬(クルマ)は無いようです。。。(笑)

Posted by: Tonotakaya | November 09, 2010 at 07:26 PM

おはようございます。
先日のイベントでのご発言からある程度目星は付いておりましたが964→○○○
やはりナローを飛び越えての先祖帰りだったのですね。。
私的にはナローと○○○の間にはやや高めの壁がありまして、
「大人のクラッシックポルシェ」という感があります。
まさに還暦を迎えられた匠様にはとてもお似合いだと思います。
しかし極上ケロヨン号のオーナー様が羨ましい。
私もいつかは964リベンジ(増車)をもくろんでおりましたので…。
ナロー時代の味と快適装置の絶妙なバランス、そしてこのデザインが964の魅力だと思うのです。

Posted by: 72S | November 09, 2010 at 08:55 AM

久々の更新で、驚きの内容でしたね。
ご職業柄、やはり細く長く一台と付き合うよりも、やはり比較的短い周期でいろいろなクルマと過ごすことになるのでしょうかね?

と、いうわけでフツーの私は徹底的に細く長くを貫いている次第です。

それにしても、次なる車が29年backとは。
新たな相棒との楽しい日々を伝える記事も楽しみにしておりますね。

Posted by: 【uz】 | November 09, 2010 at 12:03 AM

匠さま
久々の投稿になります。こちらのブログの更新が無かったので、お忙しいとは思っていましたが、、、まさかです。
我が家も春にC4カエル君を手放し、家族車1台の生活ですが、いつかはまた964に戻りたいですね。
それまでに、せっせと夢とお金を貯めて、素敵なガレージライフを送れるようにします。

それにしても、356ですか!
驚きです。

マークⅡも良いですね!
今度、湘南に住むことになったので、この時期にゆったりと海辺を流したい車ですね。

Posted by: in-taunus | November 08, 2010 at 11:56 PM

ん〜、同様かなりびっくりですよ。。。

次のポルシェ購入の際、964は視野に入っていて
参考にさせて頂いておりました。

TAKUMI=PORSCHEってイメージが強いので少々残念ですが
シグナルレッドの変更だったんですね!
良い意味で裏切られました♪

Posted by: carreraswb | November 08, 2010 at 11:34 PM

ええええええええええ!!!!!

かなりびっくりです!
初めてコメントさせていただきますが、匠さんの964の考え、フィーリングの説明等、感覚!?をかなり参考にさせていただいました!
私はC4ですがやはり964は最高です!
いつの日かまた964に!!!
911Daysでもビックニュースになりそうです・・・

Posted by: takag | November 08, 2010 at 10:09 PM

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