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May 15, 2010

964C2、前輪は205/50か、225/45か?

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今週の半ばに、ホンダ車のチューニングで知られるSpoon=スプーンが手掛けたSpoon CR-Zに箱根で試乗、それについては僕の別ブログ『男は黙ってスポーツカー』にアップしましたが、その際、後ろに写っているポルシェ964C2=カレラ2もCR-Zに同行して箱根にやってきたのでした。

オーナーによって“銀嶺号”と名づけられたこのシルバーのC2、その持ち主が誰なのか敢えて書きませんが、最近タイヤを17インチに履き換えたばかりで、初めてワインディングロードを走るクルマでした。

タイヤは、僕のシグナルグリーンの964C2GTが履いているものと同じBSポテンザRE050ですが、実はサイズが異なります。

僕のC2GTはフロントが205/50R17、リアが255/40R17という組み合わせで、1992年型964カレラRSが標準装着していたのと同サイズの組み合わせですが、このシルバーのC2はリアは同じ255/40R17なんですが、フロントに225/45R17を履いています。

シルバーのC2がフロントタイヤをワイドにした理由はホイールにありました。

僕のC2GTが履くスプリットM7ホイールのリム幅はRSと同じF=7.5J、R=9Jの組み合わせなんですが、シルバーのC2の17インチ純正カップホイールは964ターボ3.3用という話で、F=8J、R=9Jというサイズなんですね。

ただし僕が持っている資料では、ターボ3.3用はF=7J、R=9Jという組み合わせであり、フロントが8Jになるのはレーシングモデルのカップカー用のはずでなのですが・・・。

それはそれとして、205/50のタイヤに8Jではさすがにリムがオーバーサイズになってしまうので、205/50とほぼ同様の外径が得られる225/45を選択した、ということのようでした。

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なにせリアが255/40とワイドですから、それに対する純正サイズのフロント205/50はちょっと頼りなく感じられるサイズではあり、225/45の方がバランスがいいかのように思えなくはありません。

しかし面白いことに、実際にはそうではなく、255/40のリアに対して205/50のフロントは細すぎるだろうと考え、フロントに225/45を選択したクルマの挙動が好ましいものではなかったという話を、C2GTの主治医MY&Cのボスから聞いたことがありました。

しかもF=205/50、R=255/40という純正サイズに関しては、964RS自体がこの組み合わせで文句なしのコーナリングを示してくれるのに加えて、同サイズを踏襲した僕のC2GTのハンドリングもすこぶるシャープで、しかもバランスが好いのでありますよ、これが。

そこで今回、前輪に225/45を履いたシルバーのC2で、オーナーと僕、初めてワインディングロードを攻めたのですが、結果はやっぱり想像したとおりでした。

まず、ステアリング操作に対するクルマの挙動が、205/50を履くC2よりもっさりしているのが気になりました。

その一方コーナーでは、205/50よりトレッドが広いことが効いてか進入時のグリップ感は悪くなく、ステアリングを切り込むとノーズがグイっと内側に入る感はあるのですが、そこから後の挙動ががイマイチでありました。

ターンインが終了し、アペックスを過ぎてスロットルを踏み込むと、明らかにアンダーステアが強まって、ステアリングを切り増すか、スロットルを戻すかすることを強いられるんですね。

前後の重量配分とか、前後トレッドの数値とか、駆動輪へのトラクションの掛かり方とか、コーナリング時のダイナミックバランスだとか、様々な要素が関係してくるのでしょうが、フロントによりワイドなタイヤを履いたらアンダーステアが強まるという、いわゆる一般的常識の逆をいくような現象が発生するのが、実に興味深いわけであります。

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この日の箱根には同行していませんが、フロントに205/50R17を履いた僕のC2GTの場合、今回の銀嶺号より明らかに身のこなしが軽快であると同時に、コーナー脱出時のアンダーステアもほとんど意識されないのが、自動車誌『GENROQ』6月号に掲載された、前輪インリフトでコーナーを脱出するC2GTの雄姿からも理解できるのではないでしょうか。

というわけで、ポルシェ964C2に17インチタイヤを履かせようという御仁には、あらためて純正RSサイズの組み合わせを強くオススメしておきたいと思います。

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May 08, 2010

明日9日、横浜赤レンガ倉庫で・・・。

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明日9日、日曜日、横浜赤レンガ倉庫で、自動車誌『LE VOLANT』の創刊400号記念イベント、「CARS MEET 2010」が開かれ、最新の輸入車や日本車が多数集結します。

僕もクルマの解説や、試乗車のサプライズ○○○○○(って書いちゃって、サプライズになるのか?)として参加します。

明日の予定が未定の方、あるいは横浜へなら時間が割けるという方、ぜひ赤レンガに足を運んでください。

ちなみに入場は無料とのことですが、詳しくはイベントHPをチェックしてください。

では明日、赤レンガで!

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May 02, 2010

プジョーRCZを、スペインで走らせてきた。

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4月末から5月頭にかけて、パリ経由でスペイン北部のLogrono=ログローニョに向かい、そこを起点とする国際プレス試乗会で、プジョーの新しいスポーツクーペ、RCZを走らせてきました。

RCZは308系のプラットフォームをベースとしたフロントドライブの2+2クーペで、写真にあるとおり、今日のプジョーのラインナップのなかでは最もスポーティなスタイリングを持っています。

エンジンはガソリンが1.6リッター直4直噴ターボ、ディーゼルが2リッターターボという陣容で、前者には156ps仕様と200ps仕様があり、僕らが主にテストドライブしてきたのは200psの6段MT仕様でした。

このRCZ、グランドトゥアラーとしての快適さを持ちながら、ワインディングロードを大いにエンジョイできるパフォーマンスとハンドリングとを備えた、なかなか魅力的なクルマに仕上がっていたといえます。

ロードインプレッションは『ENGINE』、『CG』などの自動車誌や、クルマのウェブサイト『carview』などに後日リポートする予定なので、そちらをチェックいただくとして、ここでは、同業者の運転でワインディングを走るRCZの助手席で僕が撮影した動画「スペインを駆けるRCZ」から、その走りを想像してみてください。

そうそう、それに加えて、スペイン北部バスク地方周辺に広がるスケールの大きい景観と、そこを縫うように走るワインディングロードの素晴らしさもお見逃しなく!

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