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アストロブラックのミニ・ワンに乗り始めておよそ3ヶ月、走行距離にして3000㎞、早くもモディファイの虫が騒ぎ出し、この1ヶ月の間に2つの項目に手をつけました。上の写真はその2つ目のアイテム、サスペンションに変更を施して事務所に戻ってきた、6月初旬の雨の日のショットであります。
サスペンションに手を入れたといっても、車高を下げたり、スプリングを硬くしたり、といったことは一切やっていません。なぜなら僕はノーマルのミニ・ワンのハンドリングとコーナリングアビリティに基本的に満足していて、これ以上コーナリングスピードを上げたいとは思っていないからですね、いまでもしかるべき舞台では敵なしの速さで走れるんですから・・・。
僕がミニ・ワンのサスペンションに手を入れたかった理由はそれとは逆に、乗り心地の改善にありました。
第2世代のBMWミニ、初代と比べると乗り心地は大いに改善されていますが、それでも場面によっては不満を感じていました。最も顕著に感じていた不満は、首都高や東名などにある舗装の継ぎ目のような突起を比較的高速で超える際に、サスペンションの縮み方がスムーズでないために、クルマがズンッと跳ね上がるバウンシングに関してでした。
ま、ある意味オリジナル・ミニの乗り心地と共通していて、とてもミニらしくはあるんですが、僕のように毎日の足として乗っていると、けっこう気になるんですねそのボディの上下動が。
そこで、その改善策として僕が狙いを定めたのが、KONI FSDへのダンパー交換でした。
電子制御を用いないKONI独自のメカニカルな可変ダンピングシステムであるFSDは、以前ゴルフⅥのGLiにも装着していて好印象を持っていたこともバックアップしてくれましたが、それにも増して今回は、縮み側は固めずにスムーズな動きを保ち、伸び側の減衰力でダンピングとクルマの姿勢を制御するという、昔からのKONIダンパーのフィロソフィーおよびその結果としてもたらされる作動感が、僕が望むミニ・ワンの乗り心地の改善に効果的に違いないと経験的に直感したからであります。

上の写真は、ホイールを外している時間がなくてタイヤとの隙間から覗いたゴールドに光るフロントのKONI FSDの姿ですが、交換作業が完了した日、KONI輸入元のFETで標準ダンパーからFSDに替わったミニ・ワンをピックアップし、最初の信号に向かって100mに満たない距離を低速で流しただけで、乗り心地が明らかに変わっているのが実感できたのには驚きました。
FSDは僕が意図した比較的大きい突起だけでなく、路面の小さい突起も驚くほどスムーズに吸収してボディの細かい上下動を抑え込み、ノーマルよりもずっと “落ち着いた” 乗り心地を実現していたのです。
その後、首都高を走る機会もありましたが、まさに僕が狙ったとおり、舗装の継ぎ目におけるボディの上下動は歴然と少なくなり、高速での乗り心地も滑らかさと快適さを明らかに増しています。

ただし装着してから未だ箱根に出向く機会を得ていないので、FSDがコーナーにおける身のこなしにいかなる変化を与えたのかについて、リポートすることは現時点ではできません。とはいえ、首都高などのコーナーを経験した範囲では、例えば途中に舗装の継ぎ目のあるコーナーでは、従来と違って継ぎ目によるボディの上下動が発生しないためにコーナリングが明らかに安定した、ということはいえます。
というわけでKONI FSD、あの独特の上下動がないとミニらしくなくて物足りないという御仁には僕は必ずしもそれをオススメしようとは思いませんが、乗り心地をもっとスムーズで快適なものにしたいと本気で望んでいるBMWミニのユーザーには、自信をもって推薦できるアイテムだと思いました。
ちなみにBMWミニ用は初代用と2代目用が別々に用意され、今回装着した後者のプライスは1台分セットで134,400円也。 ところで写真のKONI FSDステッカー、黒いボディのリアエンドのどこにセットしたらカッコいいのか塾考中につき、まだ貼れないままであります。