C2GTでちょっと伊豆まで、のつもりが・・・。
今週の前半、964C2GTに乗って伊豆半島の先端、下田の先にある親戚の海の家にいってきました。といっても例によって完全な夏休みとはなり得ず、数本の原稿ファイルが収まったパソコンを抱えて出掛けたわけですが。
しかも出掛けた日の午前中は箱根に立ち寄り、そこで某自動車誌のために3台のスーパースポーツサルーンに試乗してから伊豆を目指すという、なんとも半端なサマーホリデイではあります。
とはいえC2GTは快調そのもの、大して効かないものと脅かされていた964のエアコンも僕が予想していた以上に効果的で、35度前後と思われる外気温にもめげず室内に不満のないレベルの冷風を提供してくれました。
敷地内に生える樹をLUMIX DMC-FX100のライカレンズに収めるとこんな画像が。周囲を緑に囲まれた環境というのは、当たり前ですが、なんだか気持ちが休まります。
バルコニーの一角から964C2GTを望むの図。シグナルグリーンという色、都会のコンクリートジャングルのなかでも映えるけれど、こういうリゾートな雰囲気にもごく自然にとけ込みますねと、自画自賛。
ところが2日目、前夜の豪雨で室内がなにやら湿気っぽくなってたので、エアコンでも入れて湿気を吹き飛ばしてやろうと思ってエンジンを掛けようとしたら、ス、スターターが回りません。(汗)
少し前にも一度経験して対策を施したはずのバッテリー上がりが、何故かここにきて再発したのでした。そこで下田の街に出てジャンプコードを調達することに。
上の写真は3日目、同じくこの海の家に遊びにきていたゴルフ・ワゴンからエレキをもらってエンジンを叩き起こし、昼過ぎに下田を出て東京を目指したのであります。
帰路、下田から天城峠へと向かう国道414号線の、いかにも伊豆山中といった風情のある木漏れ日の狭い街道を北上します。
こういう場所では前のクルマと同じスローペースで走ることを強いられますが、低速でも官能的なドライビングを味わわせてくれる真のスポーツカーなら、ドライバーをイラつかせることはありません。
964C2GTはまさしくそういうクルマなので、スローペースも意外なほど苦になりません。こういう低速走行は、むしろゴルフGLiに乗ってきたときのほうが苦痛なんですね、興味深いことに。
同じく国道414号線、河津ループ橋を上る。念のため途中で一度もエンジンを止めなかったこともあって、C2GTはエアコンを使いながら天城峠、伊豆スカイライン、ターンパイク経由で無事東京に帰り着いたのでした。
ところが帰京後、家の近くのいきつけのスタンドで満タンにして再スタートしようとしたら、スターターはクンとも回らず、スタンドのドライバッテリーのお世話に。いやいや、帰路の途中でエンジンを止めなくて正解でした。
その日のうちに電装屋に持ち込んで、バッテリー上がりの原因を再度追求、それに対する処置も施して、3日後の本日、僕のところに戻ってきたC2GTでありますが、原因その他についてはまた後日・・・。








Comments
Jack Amanoさん、
964C2はともかく、ご自身の膝、お大事にしてください。
mochaさん、
そうですか、カリフォルニアではあまり964を見ませんか。
何故でしょうね?
僕は今から7~8年前、某ヨーロッパ車の試乗会で訪れたカーメルのあたりで鮮やかなマリタイムブルーのRS3.8と思しき964を目にして、そのカッコよさに感激した経験があります。
それとそう、僕もこれ以上の出費は辛いです。(笑)
son of a gunさん、
そうですか、また新たな候補が出現ですか。
> だっ、大丈夫ですよね?
いやどうでしょう、それは分かりませんね。
だって僕自身の964C2が、もちろん試乗もしてこれなら間違いないはずと確信して購入したにもかかわらず、このブログその他に書いているようにマイナートラブル続出ですから。
それでも僕は、シグナルグリーンのC2GTのドライビング感覚が気に入っているので、あいそをつかす気はまったくありませんが・・・。
たぶんどれを選んでもリスクは皆無とはいえないと思うので、気に入った奴を選んでしまうか、あるいはリスクの少なそうな奴を選ぶか、その人の考え方次第だと思いますね。
どれにするか決めたらまたコメントしてください。
Posted by: 吉田 匠 | August 23, 2008 at 07:57 PM
アドバイス有難うございます。
90年式(1.9万)or 93年式(3.0万キロ)で悩んでおりましたものです。
コメント頂き感謝感激です!
しかしながら当方の迷いは新たな展開へ…。
実は、今週再び Webを検索していたところ、92年式 2.2万キロなる964 5MTをみつけてしまい!本日、助手席でしたが、試乗もして来ました。初めてのポルシェでしたが、結構上下動が大きく。快適性で比べると現在所有のアルファGTの方が良いと感じられました(比較がおかしい!?)。
価格は、90年式より60万は高く、60万の差ですが、予算的には厳しいものもあります(禁煙すれば小遣い分で何とか…)。但しその分、こちらも美車ではあり、正直、90年式に勝るかと。
先般相談させて頂きました90年式の964(1.9万キロ)も試乗し、こちらは自分で運転しました。自分で運転したせいか、92年式程乗り心地は気になりませんでしたが、久々のクラッチ操作には少々気を使いました。
web等で調べますと、964前期型、特に90年式は避けた方が良いというよな意見もありますが、吉田さんのコメント、予算的なこと、90年式の内外装の色(嫁が気に入ってます)から、これに決めてしまおうかと…!
だっ、大丈夫ですよね?
あー、なんて煮えきれないやつなんだ、私は…。
Posted by: son of a gun | August 23, 2008 at 05:05 PM
吉田先生、初めまして。とても綺麗な色の964で見惚れてしまいました。私はカリフォルニアに住んでいるのですが、こちらは意外に保守的で、黒赤シルバーぐらいしか見かけません。それに、930系や993以降のポルシェはよく走っているのですが、なぜか964は殆ど見かけません。356の方がよく走ってるぐらいです。なぜでしょうか・・・不思議です。私の964は1週間乗らないとバッテリーがあがります。ホットスタートもかかりにくくなってますし、そろそろ修理時なんでしょうか?この間、オイルリークを直したばかりなのでこれ以上の出費はツライです。(涙)
Posted by: mocha | August 21, 2008 at 04:12 AM
吉田先生、
ようやく秋の気配がしてきましたね。
ワタクシの964C2、クルマに問題があるのではなくて、ワタクシの左足がトラぶってました。オリックスの清原選手と同じ膝の手術で、1ヶ月少しのドック入りでした。無事に娑婆に戻れたので、明日は自身のリハビリ通院後、964C2の主治医にもかかる予定です。
Posted by: Jack Amano | August 19, 2008 at 11:42 PM
26日売りの自動車誌に続いて、9月7日売りのポルシェ専門誌の原稿締め切りラッシュも終わったので、やっとコメントにお答えできます。
【uz】さん、
低速官能=60km/hの官能ですが、これはまさにクルマが新しくなり、より高性能になり、より洗練されていくにしたがって、希薄になっていきますね、基本的に。
それでももちろん例外はあります、例えば997のGT3系のような。
GT3のように特殊なモデルは、高性能になってもNVHが速度を問わず強烈なので、低速で流していても官能的なんですね。
その代わり少々疲れますが、それがまた気持ちいい疲れでして。(笑)
エスロクレーサーさん、
964C2GT=ケロヨン号の場合、ドライビングしたときの快調さや気持ちよさとマイナートラブルの多さとのギャップがあまりにも大きいので、正直なところ納得できない気分ではあります。
はてさて、これでウミは出きったものやら・・・。
Jack Amanoさん、
バッテリー上がりの原因、9月7日発売の『911DAYS』Vol.33にも詳しく書きましたが、最初の原因はACコントロールユニットにあり、今回のは最初の原因が引き金になったと思われるバッテリー自体のセル破損によるものでした。
ソチラ、ひと月ほど乗れていない訳は?
dondonさん、
僕の964C2GTのバッテリー上がりの原因は、上に書いたとおりです。
したがって当然バッテリーは再使用不可能で、新品に交換しました。
僕の場合は964C2GTに1ヶ月以上も乗らないということはちょっと考えられないので、乗らないことによるバッテリー上がりはたぶんあり得ないと思います。
それとラジオもキイを切ると電源が切れるタイプですね、964のは。
son of a gunさん、
90年型か93年型かの件、人によって色々な選択基準があると思いますが、僕だったら、あくまで僕だったらですよ、迷わず90年型にしますね。
もちろん、そのクルマのボディカラーとプライスが自分の許容範囲にあるという条件つきで。
まず低走行で内外装やエンジンルームが綺麗、というところに惹かれるし、逆に93年型の方は内装に経年変化が見られるというのが、僕としてはけっこう気になりますね。
それと「最新のポルシェは最良のポルシェ」のフレーズは、あくまで最新モデルとその先代との比較の際に生きてくる言葉と考えた方がいいと思います。
ある程度以上年月の経ったユーズドカーの場合は、年式の多少の新旧よりも、その個体の現状のコンディションの方が遥かに重要なファクターだと僕は思っています。
たしかに信頼性に関する部分では93年型の方がよくできているかもしれませんが、ドライブフィールの気持ちよさや動力性能に関する要素としては、むしろ90年型の方が基本的に上だと思います。
なぜなら、多くのクルマがそうですが、初期型の方が車重が軽いですからね。
つまり、何のために964を手に入れたいのか、ということです。
壊れない911を手に入れたいためなのか、ドライビングして」気持ちいい911を手に入れたいためなのか、ということですね。
ちなみに、「最新のポルシェ」は「最良のポルシェ」ではあっても、必ずしも「最高のポルシェ」とは限らない、というのが僕の持論です。
ただし、いずれにせよ、自分で2台とも比較試乗してみて決めてくださいね。
特にスポーツカーの場合、ドライブフィールが気に入るかどうかが、クルマを選ぶ際の何にも勝る重要なファクターになりますから。
こまっちゃんさん、
さっそくH&Rにビルシュタインですか!
末永くエンジョイしてください。
エアコンの件、僕も暑がりなことでは人並み以上ですから、ウチのC2GTのエアコンが964としては例外的によく効くのではないかと思います。
kisaragiさん、
> ケロヨン号は「暑さで疲れたから少し休ませて」という事ではないでしょうか。
というよりも、ちゃんと物理的な原因があっての結果なんですね。
ポルシェはメチャクチャ真面目に造ってあるクルマなので、日本の夏の暑さくらいでネをあげることはないと思います。
kenkenさん、
疲れているときほど刺激的なものが欲しくなったり、刺激的なことがしてみたくなったり、しませんか?
ゴルフGLiは走りの能力が非常に高いとてもよく出来たクルマなので、ついつい速いペースで走りたくなってしまうのですが、その一方で、旧いポルシェが持っているような低速官能が希薄なんですね。
だから他のクルマの後ろをスローペースで走ることを強いられる込んだワインディングロードなんかでは、むしろ964C2より苦痛に感じたりしてしまうわけです。
Posted by: 吉田 匠 | August 18, 2008 at 08:42 PM
ポルシェに乗ると、女の子が街乗りをしただけで運転が楽しくなると聞いたことがあります。。。
ただ、疲れているときなどはゴルフGLiの方が楽だと感じたりはしないのでしょうか???
Posted by: kenken | August 16, 2008 at 07:22 PM
皆さん、
たくさんのコメントをありがとう。
今、8月26日発売の自動車誌をはじめとする雑誌の“お盆進行”締め切りのピークでして、皆さんのコメントは読んでいますが、回答している余裕がまったくありません。
それぞれのコメントには後日お答えしたいと思いますので、もう少しお待ちを!
Posted by: 吉田 匠 | August 12, 2008 at 11:17 PM
10700キロ→107000キロ。間違えました。
オークションで購入しました。実車を見て程度の良さで即決。試乗もせずの衝動買いです。購入後すぐに足回りをビルシュタインのダンパー、H&Rのスプリング、タイヤはピレリに交換。しかし、それだけで17年10万キロの中古車がシャキッと蘇ったことにビックリしました。流石ポルシェですね。永く大切にしていきます。
Posted by: こまっちゃん | August 12, 2008 at 11:00 PM
追記:コメント欄を見て書いておりましたら、ブログ内容に対して違う事を書いておりました。恐ろしい!
ゴルフGLiとどんな違いがあるか、苦になるか…。乗ってみないと分かりません。すみません。全くもって分かりません。
Posted by: kisaragi | August 12, 2008 at 03:11 AM
お言葉をお借りして。
官能的なドライビング=エンジンの動きを感じたり(?)、走っていると体感していると思っていたのですが。間違っていたらすみません。
静かな車も勿論好みですが、時速60キロ程度に鈍感なお車はあまり好きではないなあと、個人的に思います。人生の半分も生きていない小娘の言う事ではありませんが、やはりちょっと…。人間だって速度に対し感度を上げたいですけれども、個人差がありますしね。
バッテリー上がりの件ですが、ケロヨン号は「暑さで疲れたから少し休ませて」という事ではないでしょうか。たまの休みはオーナーである吉田匠さまも、少しは…。
最後になりますが、ポルシェ愛されてますね。苦労も楽しんでやる!という雰囲気、他の方からも伝わります。
Posted by: kisaragi | August 12, 2008 at 02:56 AM
吉田さん、はじめまして。5月に中古で91年式964C2ティプトロ10700キロを購入したポルシェ初心者です。先日走行距離が111111キロとなったので、私も思わず写真を撮ってしまいました。17年落ち10万キロの中古車を買うのには勇気がいりましたが、購入後足回りのリフレッシュをして、現在快調に走っています。しかし現在都内在住ですが、信州出身の私には、あのエアコンの効き具合では暑くてたまりません。ブログでポルシェのこと勉強させていただいてます。
Posted by: こまっちゃん | August 12, 2008 at 12:53 AM
964良いですね!吉田さんが964を購入されたという記事をTipoだったかで読み…。
現在、私も真剣に964の購入を検討中です!
で、ご相談なのですが…。90年式と93年式のカレラ2をみつけました。90年式は驚きの1.9万キロで内装もかなり綺麗(正規輸入車)。93年式も比較的低マイレッジの3万キロ(新車並行輸入車)。但し、それなりにヤレてまして、内装なんかも結構経年劣化がはっきりと…。外装、エンジンルーム、内装と全てにおいて90年式が美しく(値段はその分高いのですが)。
90年式 or 93年式で死ぬほど悩んでます!
"最新のポルシェが最良のポルシェ"のフレーズが頭に残っており。
例えば、リレーの問題、クーラーの冷媒ガスの価格等、初期型のディスアドバンテージ的な部分については少し分かったのですが…。
ドライビング・フィールの差は??
そんなにこの程度の年度差で性能等、歴然とした違いがあるものなのでしょうか?
90年式 or 93年式、どちらがお勧めでしょうか?
Posted by: son of a gun | August 11, 2008 at 09:07 PM
僕の92c2もバッテリー上がりに悩まされました。もっとも、僕の場合は一ヶ月や二ヶ月乗らない事で上がったのだから今回の事とチョット原因が違うかも知れませんが?。 そのバッテリーもう充電は出来なく成っているでしょうね。エアコンを使っていたとはいえスタンドで再始動できないのは問題です。僕も二回交換していまが妙に安かったのを憶えています。キル・スイッチを付ければ簡単でしょうがセキュリティーが駄目になるし別回路にするのもね~。話は変わりますが僕の所有するCXも原因不明のバッテリー上がりに悩みましたが何と音量を最小状態でONになっていたラジオが原因でした。CXのラジオはエンジン・スイッチOFFでもON・OFF出来るタイプだったからです。C2はどうだったか憶えていません。 ラジオはあまり聞きませんので。
Posted by: dondon | August 11, 2008 at 09:49 AM
美しい写真、いつもありがとうございます。
バッテリーあがり、大変でしたね。ワタシの964C2、タイヤを換装して、乗り味が一新しました。
今のところ総て順調です!と、云いたいのですが、訳あってひと月ほど乗れていません。
バッテリーあがりの原因のレポート、是非、参考にさせていただきたく。
Posted by: Jack Amano | August 10, 2008 at 06:46 PM
やはりこのての車は一通りうみを出し切らないとほんとに我が物にならんのですね。
うちのもやっと一巡した感あります。
Posted by: エスロクレーサー | August 10, 2008 at 09:17 AM
天城のループ橋の写真、懐かしく感じました。
これだけ暑いとやはりエアコンを頼らずにはいられないですよね。
本日も反対車線を行くクルマを眺めながら運転していましたが、窓を開けて走っている車というのは20台に一台いるかいないかといった感じでした。
以前、大井貴之さんがポルシェ系の雑誌で”窓を開けて走るイメージが強いのが930系まで”、”窓を閉めて走るイメージが強いのが964系以降”のようなコメントを書かれていたことを思い出しました。(記憶が曖昧ですので正確ではないかもしれません)
今回おっしゃった”低速でも官能的なドライビング”は、日ごろよりおっしゃっている”60km/hの官能”に通じる言葉ですね。
私のはモデルが一つ前になってしまいますので、より一層その官能度は強いような気がしています。
やはり、新しくなればなるほどこの速度領域の官能は薄くなってしまうのでしょうかね?
明日は、気温が上がるまでのところで久々にドライブを楽しんでこようと思っています。
バッテリーの件、確実に治るとよいですね。
Posted by: 【uz】 | August 09, 2008 at 10:16 PM