過去4世代のスモール・アルファに乗った。
先週、箱根伊豆方面で小型アルファ ロメオの過去4世代を代表するモデルに乗りました。向かって右から1959年ジュリエッタ・スプリント、1979年アルファスッド・スプリント、1966年ジュリア・スプリントGT、そして2001年アルファ145セリエ・スペチアーレの4台。いずれも1.3から1.6リッターまでのエンジンを持つアルファですね。いや違った、アルファ145のツインスパーク4気筒だけは2リッターでした。
ジュリエッタとジュリアが魅力的なのは過去の経験から想像していたとおりでしたが、伏兵はアルファスッド・スプリントでした。1977年に初めてそれに乗って、1978年1月号の『CG』誌で絶賛のインプレッションを書いたのは他ならぬ僕ですが、スッド・スプリントが今でもそのときと同様の感激をもたらしてくれたのは、嬉しい驚きでした。
そういえばかつて、「匠さんの絶賛のロードインプレッションを読者として読んでその気になって、後にアルファスッド・スプリントを買っちゃったんですよ!」、という話を、現在アルファフリークとして知られる自動車誌『NAVI』の加藤哲也編集長から聞いたことがあります。ハハハ。
ところでこの4台、8月1日発売の自動車誌『CAR GRAPHIC』9月号の取材ために乗ったものですが、今のところまだ原稿には手がついていません。なのでこれがどのようなリポートになるのか、僕自身にもまだ正確には分かりませんが、旧いアルファに興味のある方は、次号の『CG』誌をチェックしてみてください。
この4台はいずれもとてもコンディションのいいクルマでしたが、なかでも抜群のコンクールコンディションを保っていたのが、最も旧いジュリエッタ・スプリントでした。
どうですこのジュリエッタのコクピット、おそらくナルディ製と思われるフラットスポークのウッドリムステアリングは標準ではありませんが、それにしても美しくもきらびやかなこと。
クロームメッキを多用する50年代的デザイン処理のためもありますが、当時のアルファ ロメオが今以上にプレミアムなブランドだった証拠のひとつといえるのではないでしょうか。
2台のスプリントのリアビュー。両方ともカロッツェリア・ベルトーネの作品ですがデザイナーは世代交代していて、ジュリエッタは当時のチーフスタイリストだったフランコ・スカリオーネ、ジュリアはそれに代わった若かりし頃のジョルジェット・ジウジアーロの手になるもの。
いずれも50年代と60年代を代表する小型グラントゥリズモの代表的グッドデザインといえますが、皆さん、どっちがお好みでしょうか?
ボンネットの裏に遮音材が施されたジュリエッタ・スプリントのエンジンルーム。このクルマはヴェローチェではないので、1.3リッター・アルファツインカム=DOHC4気筒はソレックスのシングルキャブレターを備えています。
このジュリエッタ・スプリントは僕のジュニアZより11年前のクルマですが、1.3リッター・アルファツインカム4気筒の本体がジュニアZのものと基本的に同じなのは、このエンジンのルックスからも分かるといっていいでしょう。






Comments
白猫#35さん、
アルファスッドに関する造詣の深いコメント、勉強になりますね~。
それにスッドスプリントのハンドリング、今乗っても感激に値するものでしたよ。
Posted by: 吉田 匠 | July 31, 2008 at 11:23 AM
ジュリエッタ以外は乗っていたことあります。
(145とジュリアは今でもですが)
私が乗っていたスッドスプリントは1.5の最終型でしたが、
ジュリア系と比べるとそのハンドリングは驚くべきものでした。
手放したことを今でも後悔しています。
ジュリエッタはやはりエレガントですね。
手作りだったころの雰囲気を残す最後のアルファロメオではないでしょうか。
いつか乗ってみたいですね。
以前ポルシェ~アバルトのことでコメントさせていただきましたが、スッドにもポルシェとのつながりがありますよね。 アルファのナポリ工場を仕切っていたRudolf Hruskaはもともとカルロアバルトと共にポルシェの元で働いていた人ですよね。
よくスッドはスバルのコピーなどと揶揄されますがそれよりもポルシェからの影響といったほうが正しいのでしょうね。 レイアウトをひっくり返せばいいんですから。
CG9月号、楽しみにしています。
Posted by: 白猫#35 | July 25, 2008 at 02:04 PM
らたさん、
クラシックなデザインが好きならたさんは、ジュリエッタかもしれませんね。
初代シルビアのデザイナーはアルブレヒト・ゲルツというドイツ人とされているので、残念ながらジウジアーロとは関係ありません。
HERO KUMAさん、
アルファ155にも乗っておられたとは、なかなか趣味がお広いですね。
きいろいZさん、
そうですが、最初のアルファはGT1600ジュニアでしたか。
スッドスプリントもチャーミングなクルマですね。
Posted by: 吉田 匠 | July 20, 2008 at 04:09 PM
ジュリアの方に惹かれます。 74年の中古のGT1600Juniorが僕にとって最初のアルファだったのもこのスタイルに惹かれたからでした。
でもスッド・スプリントも良いですよね。初期の1.2のtiもかっこよかったなあ。
Posted by: きいろいZ | July 19, 2008 at 04:53 PM
アルファいいですね!熊爺も好きですよ!
155のツインスパークに日本で乗ってました。
200年に長野のある工場でうん十万かけて、電気系統を主にチューンしました。
たまたま、工場の取材に訪れていた、福野礼一郎氏に乗って頂いたところ、155にはかなりの台数乗ったけど、これほど、良く回り、調子のいい155に乗ったことが無いとお褒めのお言葉を頂き、車屋サン共々、感激したのを覚えてます。
筑波で良く走りまわりました。
Posted by: HERO KUMA | July 18, 2008 at 08:59 AM
ジュリエッタのコクピット、きれいですね~。
リアビューはジュリエッタのほうが好きです。
初代シルビアはジュリアを意識したのか、はたまたジウジアーロが手がけたのか、何となく似ていて気になります。
Posted by: らた | July 17, 2008 at 09:41 PM