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June 04, 2008

ポルシェ・スポーツカー60周年イベント、前半。

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<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

ポルシェ設計事務所の第二次大戦中の疎開地だったオーストリアのグミュントで、フェリー・ポルシェが最初のポルシェ・スポーツカーである356ナンバー1ロードスターを生み出したのが1948年。したがって今年はその60周年目の年に当たります。

そこでポルシェは5月末、オーストリアを舞台にしてそれを記念したプレスイベントを開いたのですが、モータージャーナリストのなかでも旧いクルマが人一倍好きな僕が、嬉しいことに日本からたった一人、そこに招かれたのでした。

5月29日、成田からフランクフルト経由でオーストリアのザルツブルクに飛び、その空港から迎えのカイエンに乗って着いたのが上の写真のホテル。実はここは一昨年、某日本車の国際試乗会で訪れた場所でした。

それはさておき、タワーと呼ばれる建物の左右に2台356カレラが並んで、僕を迎えてくれたのです。実はこの2台、ポルシェAGの所有車ではなく、このホテルのオーナーのコレクションなのでありますね。

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当日夜のディナーの主役はこの方、ドクター・ウォルフガング・ポルシェさん。356の生みの親であるフェリー・ポルシェの末息子で、1943年生まれの65歳。

ということは、あのフェルディナント・ポルシェ博士の孫にも当たるわけですが、ウォルフガングさんはエンジニアでもデザイナーでもなく、博士号の専門は経営。

現在、ポルシェに関する様々な監査役を務める他、ポルシェ・オートモビル・ホールディングス監査役会会長、さらに今年からVWの監査役も務めるなど、経営面の重鎮であります。

とはいえ、そこはポルシェ家の血を受け継ぐ人物、356スピードスターや959などをコレクションし、普段の足の1台が993というエンスージアストでもあります。

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ディナーの翌日はザルツブルク近郊のガイスバーグなる場所に移動。そこは1950~60年代に掛けてヒルクライムがおこなわれていた場所で、その麓でヒストリック・ポルシェが僕らを待っていました。

この3台はいずれもワークスのレーシングモデルで、左から1962年718W-RSスパイダー、1962年356B1600GSカレラGTLアバルト、1960年718RS60スパイダー。

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この3台のなかから1台、乗り逃げOKといわれたら、RS60スパイダーとちょっと迷うけれど、僕はやっぱりコレをとりますね、カレラGTLアバルト。

かつて日本でドライビングした経験はありますが、今回は名手ヘルベルト・リンゲさんの操縦による助手席ドライブが時間切れで適わず、まことに残念。

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その代わり、これの助手席には乗りました。僕が持っていたのと同じ1965年911。実はコレ、1965年のモンテカルロラリーにポルシェから送り出された最初の911そのものという、有名なクルマ。

テストエンジニアのペーター・ファルクとメカニック上がりのドライバー、ヘルベルト・リンゲの社員コンビで出撃したモンテでは、緒戦ながら見事に総合5位でフィニッシュしたのでした。

モンテ出場に際してもさしたるチューンは施さず、キャブレターを標準のソレックスからウェバーに替え、ダンパーをこれも標準のボーゲからKONIに替えただけとのこと。

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その1965年911、exモンテカーを駆るペーター・ファルクさん。今年75歳のファルクさん、物静かな佇まいのとおりそのドライビングはジェントルなれど、コースを見据える眼差しには間違いなく“男”が宿っていました。

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こちらの5台は僕らジャーナリストのドライビングに供されたヒストリック・ポルシェのロードモデルたち。

手前から1958年356A 1600S スピードスター、1954年356 1500クーペ、1963年356Bクーペ、1962年356Bカレラ2カブリオレ、そして1988年911スピードスター・ターボルック。

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その5台を反対側から見たのがこのカットであります。

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僕とメキシコ人ジャーナリスト、カルロス・マタモロス君のコンビが最初にドライビングしたのは、1962年356Bカレラ2カブリオレでした。

ステアリングを握りながらウインドシールドの上にコンパクトデジカメを突き出してシャッターをプッシュすると、こういう画像が・・・。

フロントフェンダーとボンネットの肉感的ラインがヒストリックカーならではで、なんとも官能的であります。

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これがその356Bカレラ2カブリオレ。カレラ2は130psを発生する2リッター4カムシャフト空冷フラット4を搭載、4段ギアボックスを介して最高速200km/hに達するといわれた、市販型356の最高性能モデル。

実際そのエンジンはすこぶるトルキーで、4カムのカレラというスペックから想像するよりずっと走り易いクルマでした。

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Comments

くううーーーー
ポルシェ好きにはたまらない、至福のイベントですね!!
一度本物を目にしてみたい名車ばかりで・・・

356の美しさも再認識です。

すげー綺麗・・・

はあぁぁ・・・もう、ため息しか出てこないです・・・

Posted by: ねぎとろ | June 05, 2008 at 11:51 PM

瀟洒なホテルですね。
カレラGTLアバルト、突き出したマフラーに、只者ではない威圧感を感じます。

Posted by: らた | June 05, 2008 at 07:13 AM

素晴らしいリポートありがとうございました。
65_911が特にいい。車高といい、内外のカラー等々。

カリフォルニアで69_912に乗っています。
時々奇麗なポルシェを見ますが、飛び石防止にブラーをほとんどの車が付けてます。僕は付けてませんがブラーが無い奇麗な車を走らせられるのはやはりポルシェだからなのかな。
僕自身は日の長い今は自転車通勤がほとんどですが一応912もweeklyでガンガン回してます。ガソリンがこちらでもリッター100円を越え(まだまだ安いですが、毎日二台の車をいっぱい乗るアメリカ人には脅威です)自転車や公共移動手段を利用する人が確実に増えてます。

Posted by: yomi | June 04, 2008 at 11:03 PM

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