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February 29, 2008

ゴルフ+KONI FSD、ワインディング編。

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2月最終週、KONIの機械式可変ダンパー、FSDを装着したウチのゴルフGLiで、ワインディングロードを走ってきました。これまで報告したとおり、市街地、高速道路と、その快適な乗り心地と姿勢の安定感で好感触を得ていたFSDですが、果たしてワインディングではどうだったか? その印象は僕の予想したとおりでした。まずはFSDの前に装着していたKONI SPORTと比べると、ステアリングを切り込んでコーナーに進入していくときのレスポンスに関してはSPORTよりもマイルドな印象で、SPORTのように切ると同時にノーズが内側に入り込んでいく、という感触はさほど明確ではありません。その一方で、記憶にあるノーマルダンパー装着時と比べると、反応は一段とシャキッとした印象で、ずっとスポーティに感じられます。さらにコーナリングから脱出に至る段階でも、ノーマルダンパーよりも明らかに姿勢が安定していて、コーナリングスピードも確実に速くなっている実感があります。

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ここでワインディングロードにおける印象の結論めいたことを書けば、KONI FSDはコーナリングスピードと安定感を明らかに向上させてくれます。その一方で、レスポンスのシャープさという点では、同じKONIのSPORTに及ばないという印象でした。だから、不整路面でボディの上下動が多少きつくなる乗り心地を覚悟した上で、あくまでワインディングでのファン・トゥ・ドライブを最優先したいのであれば、僕はFSDよりもSPORTをオススメしたいと思います。それにもうひとつ、今年1月19日の当ブログに載せたKONI輸入元、FETのデモカーのゴルフが装着していた、車高を20㎜ほど下げるコイルスプリング+FSDという組み合わせの「KONI FSD ローフォルムキット」も、市街地における経験では乗り心地もほとんど悪化せず、クイックなレスポンスが実感できたので、ファン・トゥ・ドライブ優先派には悪くない組み合わせではないかと思いました。一方、ワインディングでのクイックなレスポンスをさほど求めないのであれば、乗り心地と姿勢の安定を確実に向上させるFSDは、絶好のダンパーアイテムではないかと思います。以上、ドライビング好きなゴルフⅤユーザーの参考になれば幸いであります。

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ちなみにこれは同日、伊豆スカイラインで、自動車誌『Tipo』編集部S君のゴルフGTと並ぶの図。S君のGTの脚はノーマルですが、GTは硬めの乗り心地と引き換えに、GLiより車高が低いのが分かります。

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February 25, 2008

964C2GT、タイヤをリニューアル。

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1月中旬後半に納車、というか僕がショップにクルマを受け取りにいって、その数日後、1965年911の面倒を見てもらっていた杉並区浜田山のポルシェ専門ワークショップ、MY&Cに持ち込み、油脂類の全交換をはじめとする整備をやってもらうとともに、切れる直前だった車検を継続、というのがシグナルグリーンの「964C2GT」、またの名を「ケロヨン号」との付き合い始めの状況でありました。いかに走行距離の短いワンオーナー車とはいえ、すでに生産から17年も経ったクルマですから、気になるところが皆無、というわけではありません。そのひとつが、履き始めてからおそらく10年近く経っていると思われるタイヤでした。このピレリPゼロ、トレッドの溝はまだあるんですが、10年経ったらゴム質が変化しているのが当然で、高速道路のクルージングスピードに至ると、細かいバイブレーションが出るんですね。そこで早速タイヤ交換。色々なクルマで経験して、GT=グラントゥリズモとしての僕の用途にぴったりと思われたのが、ブリヂストン・ポテンザRE050でした。このタイヤ、取り分けスポーティな手応えではないんですが、ポテンザの名に恥じぬ高度なグリップを持っていながら、実に乗り心地がいいんですね。サイズは現在履いている16インチの標準ホイールに合わせて、フロントが205/55R16、リアが225/50R16という、16インチのスタンダードサイズを選び、東京は世田谷区にあるブリヂストン直営のタイヤショップ、写真のパドック246で組み込んだのでした。

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これはBS POTENZA RE050のフロントタイヤ。サイズは205/55R16。

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タイヤをリニューアルした効果は歴然で、高速ではもちろんのこと、街中を流すようなスピードでも乗り心地がぐっとスムーズになりました。ワインディングロードは未経験につき、その印象はまたの機会に。

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February 16, 2008

累計アクセス200万オーバー記念公開、964C2!

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前回の「雪の日にはクルマを撮って」から早6日、こういう風にブログをアップするインターバルが長引いているときは大抵、紙媒体=雑誌の締め切りが重なって、ブログに手を出せなくなっている状態なんですね。ブログと違って雑誌は発売日を自分の都合で変えるわけにいかないので、締め切りは絶対だからです。というわけで、雑誌原稿執筆の合間を縫って『TAKUMI YOSHIDA.log』のアクセス数をチェックしてみたら、2日前に200万ヒットを超えていることが分かりました。そこで、「アクセス200万オーバー記念公開」と題して、「雪の日にはクルマを撮って」で一部を公開した、ポルシェ964C2=カレラ2の全貌をお見せしましょう。実はこのカレラ2、1月後半にはすでに僕のもとに来ていたのですが、なかなかブログで公開するチャンスがなくて・・・。

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1991年964型911カレラ2クーペ、5段MT仕様のディーラー車で、走行2万3000㎞という超低走行のワンオーナー車。しかも、初期型独特のフラットな16インチホイールや同じくフラットなドアミラーからも分かるように、すべてオリジナル状態を保っているクルマです。この鮮やかなグリーンは当時の純正カラーで、その名もシグナルグリーン。964に何色かあった鮮やかなソリッドカラーのひとつで、正直、最初はちょっと抵抗がありましたが、昔からのポルシェを知る人は皆「いい色だね~」と言ってくれることもあって、今では僕もとても気に入っています。

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964はリアスポイラーが80km/hになると自動的にせり上がる方式を採用していて、普段はこのようにプレーンな姿をしているのが特徴。

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1970年アルファ・ロメオ ジュニアZと1991年ポルシェ911カレラ2がガレージに並ぶの図。こうなるためには当然、1965年ポルシェ911は手放さざるを得ませんでしたが、ナローから964に車種変更した最大の理由は、乗りたいときにいつでも乗れる911が欲しかったから、というに尽きます。実は964はナローに次いで僕の好きな911なんですね、昔から。それにもうひとつ、1965年911だと1970年ジュニアZと完全に用途がカブってしまう、というのも今回の車種変更の理由のひとつでした。1965年911は、僕の次にあのクルマのことをよく知っている人物のもとに移り、これまで以上にヒストリックカーイベントなどで活躍しようとしているので、1965年911ファンの方々、どうかご心配なく。

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ステアリングホイールをはじめとして、すべてオリジナルに保たれたインテリア。興味のある方はオドメーターの数字に注目してください。

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新車から17年も経っているとは思えぬエンジンルームの景色。3.6リッター空冷フラット6は極めてスムーズに嬉々として吹け上がります。

というわけでモータージャーナリストは雑誌原稿の執筆に戻ります。

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February 10, 2008

雪の日にはクルマを撮って。

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今からちょうど1週間前、2月の第1日曜日のこと。今週末と同じように東京は雪に覆われていました。ウチのクルマ、いずれもスタッドレスを履きそこねている上に、特に出掛ける用もなかったので、こんな日にはクルマの写真でも撮ろうと、LUMIX FX100を手にしてガレージへ。そこで、2台のあいだに立って雪に覆われた家の前の道を撮ったのがこのカット。右の赤いのは、いつもの1970年アルファ・ロメオ ジュニアZですが、その左には見慣れぬグリーンのクーペがいます・・・。

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そのグリーンのクーペのコクピットから撮った、ジュニアZのウインドシールドとルーフライン、なんとも美しいじゃありませんか、と思わず自画自賛したい気分であります。バックのママチャリその他、細々した生活の具には目を瞑って、ぜひともジュニアZだけ観てくださいね。

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そしてこれは、グリーンのクーペのリア部分のカット。「Carrera 2」といえばあのクルマ、そうポルシェ911、タイプ964の後輪駆動バージョンであります。こいつが何故、ジュニアZと並んでこのガレージにいるのかについては、後日、詳しく報告しようと思うので、乞うご期待!

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February 06, 2008

ゴルフ+FSD報告、第2弾。

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2月最初の土曜日、ポルシェ専門誌の取材のためにゴルフGLiでフジスピードウェイまで往復しました。その結果、ダンパーをKONI SportからKONI FSDに替えて700㎞弱を走ったことになりますが、FSDの美点がますます明確に発揮されつつある、という印象を得ています。具体的にいえば、やはり乗り心地の快適さが最も印象的ですね。かつてのKONIといえば、初期の固さが取れるまである程度の距離を必要とするのを経験していますが、FSDに関しては装着から10㎞ほども走った段階ですでに初期の固さは取れている印象だったのに加えて、およそ150㎞くらい走ったあたりからでしょうか、主に市街地の低速域における乗り心地が一段と快適さを増したのを明確に実感しました。

その変化を具体的に表現すると、タイヤを一段とハイトの高いエアボリュームの大きいものに履き替えたような感覚、と言えばいいでしょうか。なにやらスケールの大きさを感じさせる乗り心地に変わったのであります。とはいっても、決してフワフワになったわけでも、ブヨブヨになったわけでもなく、シャキッとしたタイトでフラットな感触を保ったまま、前記のような乗り味が得られるようになったのでした。いうまでもなく、タイヤは以前と同じ205/55R16サイズのミシュラン・プライマシーHPのまま、まったく変わっていません。しかも今回、フジスピードウェイ往復のために東名を走ったら、高速クルージングにおける乗り心地も市街地と同様、これまでよりもゆったりとしたボディの動きをもたらす、一段と快適なものに変わっているのを実感しました。もちろん、高度なスタビリティとフラットな乗り味をキープしたまま、であります。

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というわけで、乗り心地に関しては期待どおりの効果を発揮しているKONI FSDですが、このところ箱根が雪に覆われていることもあって、まだワインディングロードを本気で攻める機会に恵まれていません。なのでハンドリングに関しては、今後のリポートをお待ちください。

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ところで取材当日、フジスピードウェイのグランプリコースでは、ポルシェの愛好家たちによる走行会が開かれていて、ピットやパドックにはこんな魅惑的な光景が展開されていました。ライトブルーの964改と、その奥に見える白い水冷モデルにも、独特のモディファイが・・・。

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