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September 30, 2007

ジャン・レデレの世界遺産、A110。

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少し前に「これ、なんのメーター?」で採り上げた1974年アルピーヌA110 1600SCの全体像がこれです。ノーズに補助ランプを4基標準装着したラリーカー風フェイスは後期型の特徴ですが、実はバンパーの位置に収まるシビエのドライビングランプ、僕が1965年911に付けているのと基本的に同じもので、もともと911のラリーと長距離レース用にシビエが開発したのをアルピーヌが流用したということのようです。

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自動車誌『Tipo』の仕事で9月半ばの箱根で乗ったこのA110、全長3850×全幅1550×全高1110㎜、ホイールベース2100㎜という超コンパクトなボディはFRP製で、車重はこの後期型1600SCでも770㎏しかありません。

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試乗したA110はこのように純正のバケットシートを備えていたので、コクピットがタイトなためにもともと明確な人車一体感がますます強まり、僕はまるで箱根を駆けるアルピーヌの一部になったかのような気分でした。

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ミケロッティが関与したといわれるA110のスタイリング、ディテールはイタリア風というより明らかにフランス風ですが、こうして真横から見るとルーフラインは極めてストレートなファストバックを描いていることが分かります。

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リアフェンダー上のエンジンルームへのエアインテークなど、いかにも実戦的なディテールがコンペティションカーらしくて精悍。純正ホイールは6.5J×13、タイヤは現役時の標準が155HR13、現在履くのは175/70HR13。

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ボディのリアエンドに縦置きされるエンジンは、当時のFWDセダンたるルノー16用をハイチューンしたOHV4気筒1605ccで、2基のウェバーキャブレターによって126ps/6250rpmのパワーを発生、いい音を奏でて回ります。

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こういった険しくてタイトな山岳ワインディングを飛ばして最もファン・トゥ・ドライブなクルマのひとつだといって間違いないアルピーヌA110。生みの親のジャン・レデレは今年8月10日、享年85歳でこの世を去ったのでした。

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September 28, 2007

ジュニアZが帰宅した。

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ボディをレストアした静岡県須走のワークショップ「Blue Art」に、ちょうど1ヶ月ほど前から再入院していた1970年アルファ・ロメオ ジュニアZが昨9月27日、帰宅しました。入院の目的は、助手席側ドアロックの修理、助手席シートバックレストのガタ修正、といった内外装関連の修理や修正が主なところですが、パワーユニットでは回転域によって吹け上がりに引っ掛かりの生じるウェバーキャブレターの再調整も依頼し、それらが基本的に解決して快調になって帰ってきたのです。

それに加えてもうひとつ、サスペンションに関するオーダーを出していたのですが、それも完結していました。このプロフィールの写真、須走からの帰路、東名の中井PAで撮影ストップして撮ったものですが、7月5日に車山高原までグランドツーリングした際の下の写真と比べてみてください。リアタイヤとホイールハウスのクリアランスの大きさを比較してみれば明らかに分かるように、7月の時点では少々高めだったリアの車高が、ちゃんと適正なレベルに修正されているでしょ。

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自由長が長すぎた新品のリアスプリングをカットして車高を下げたのですが、フロントエンジンのジュニアZの場合はリアエンジンの1965年911とは逆に若干前下がりの姿勢をキープしておきたいと思ったので、リアを「35㎜下げて」というオーダーを出したのでした。それが僕の予想どおり最適な数値だったのに加えて、ワークショップもまた僕のオーダーしたとおりにぴったり35㎜下げてくれた結果、プロフィールは以前よりもぐっとスポーツカーらしくなったと自負しちゃっています。

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リアの車高変更は一見したところ前から見たスタイルには直接の影響は与えていなように見えますが、それでもプレクシグラスでカバーされた顔が以前より若干上を向いているのを感じることができます。

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その一方で、リアから見た雰囲気はかなり変わりました。以前のピンと跳ね上がった感じのテールも決して嫌いではありませんでしたが、こうして見てみると以前よりぐっと腰が据わった感じのする現在のスタイルの方が一段と精悍で、エルコーレ・スパーダが想い描いたジュニアZのデザインイメージそのものなのではないか、と思いますね。

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September 25, 2007

コレ、なんのメーター?

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最近ドライビングしたスポーツカーのメーターパネルを2つ。最初はコレ、1970年代のスポーツカーのものですが、メーターのなかに明確なヒントがあるので、鋭い方は簡単に車名が分かるでしょうね、きっと。

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こっちは現代のポピュラーなスポーツカーのメーターパネル。実際に乗っている方もいるでしょうから、車名は簡単に分かってしまうだろうと思います。これらのスポーツカーについて詳しくは後日、どこかで。

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September 16, 2007

美味しいピッツェリアが事務所の近くに・・・。

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僕の事務所のある三軒茶屋周辺、美味しくて値段もリーズナブルな食べ物屋がたくさんあって、食事にはまったく困らないという話、前にも書いたことがあると思いますが、そこにまた一軒、魅力的な店が加わりました。その店の名はPizzeria arcobaleno=ピッツェリア・アルコバレーノ。アルコバレーノとはイタリア語で「虹=レインボー」の意味だそうですが、なんと事務所を出て1分の距離に、ピッツェリアが開店したんですね、嬉しいことに。この店、ランチタイムにも営業しているので、昼食にピッツァが食べられる。しかも、イタリアで修行してきたというオーナーシェフが一枚一枚ちゃんとした釜で焼いてくれるナポリ風ピッツァは、かなりの美味で、あとを引きます。ランチタイムのプライスは、サラダとデザートつきで1100~1200円とリーズナブル。なので近頃、週イチに近い頻度でかよってます、ナポリ親爺の気分で。

写真はそこのオリジナル、ソーセージと長ネギが入ったピッツァ・サルシッチャ、ちなみにビールもイタリアンであります。

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これもオリジナルと思われるピッツァ・ガンべり。トマトソースにエビ、それに隠し味のアンチョビがとてもよく効いてます。

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これはお馴染み、ナポリ風ピッツァの定番、マルゲリータ。この店のピッツァ、見た目の美しさも大きなポイントですね。

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これまた珍しい、ピッツァ・ズッキーニ。これもピッツァ・ガンべりと同じく、ガーリックとからめたアンチョビが効いてます。

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September 07, 2007

新型キャディで走る北カリフォルニア。

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サンフランシスコ近郊の街、サンノゼ。そのショッピングストリートの歩道沿いにVツインを休めるハーレーのチョッパーと、その向こうにパークするニュー・キャデラックCTS。そう、今回のサンフランシスコ行きの目的は、キャデラックのミドルサイズサルーン、CTSの新型に試乗することにありました。

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同じシーンをCTSの後方から眺めるとこうなります。2008年モデルとなるニューCTSは、4870×1840×1470㎜のサイズを持つ新デザインのボディに3.6リッターもしくは2.8リッターのV6を搭載、基本は後輪駆動で、AWD=4輪駆動もあります。

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サンノゼのストリートにはこんなクルマも出現。旧いフォード・ピックアップのホットロッドで、意外にもステアリングを握っていたのはそう若くないレディ。さすがカリフォルニア、というシーンでした。

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これもまぁカリフォルニアらしい光景。ボクスターとシヴォレーHHRが並んでパークするの図。

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さすがリッチなショッピングストリート、マセラティ・クアトロポルテも自然に馴染んでいました。

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北カリフォルニアで最も高名なサーキット、ラグナセカ・レースウェイの名物コーナー、コークスクリューの外側に陣取ったキャデラックCTS。アグレッシヴなフロントグリル、それに続くシャープなフェンダーラインとタイトなキャビンから成るこのデザイン、僕はかなりチャーミングだと思いました。ちなみにコークスクリューを下っているのはボクスター。

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ハイウェイのシーン、その1。サンフランシスコからサンノゼに向けて南下するルート。

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その2。同じルート上で、80年代前半のリンカーンと思しきスクエアなセダンと並走する。

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その3。荒涼たる景色のなかをラグナセカからサンフランシスコへと北上するフリーウェイ。

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その4。ジャガーEタイプが走っていたのも、カリフォルニアらしいエンスーな光景でしたね。

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September 01, 2007

久しぶりのサンフランシスコ。

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8月30日の夕方にANAで成田を発って8時間45分のフライトの後、現地時間で同じく30日の午前10時半過ぎにサンフランシスコ着。空港から迎えのSUVのリアシートで街に向かう途中のフリーウェイでのショットがこれ。僕にとって数年ぶりのサンフランシスコであり、同時に数年ぶりのアメリカでもあります。

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1泊目の滞在先は以前も泊まったことのある比較的海に近いゾーンにあるWというホテル。その16階の部屋から眺めた景色の一部がこれ。アメリカの大都市は高層ビルのデザインが面白いですね。

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同じくアングルを変えると彼方に湾を渡る大きな橋が見えます。とはいえこれは有名なゴールデンゲートブリッジではありませんが・・・。

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望遠で比較的近くの路上にフォーカスすると、こんな景色が。カリフォルニアはアメリカのなかでは小さいクルマが多い土地柄ですが、それでもやっぱり大きいクルマが大半を占めているように見えます。

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もちろんクルマの試乗会のためにサンフランシスコまでやってきたのですが、この日は夜までプログラムがなかったので、ホテルのすぐ近くにあるサンフランシスコMOMA、通称SFMOMAに入ってみました。

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これはSFMOMAの前の路上の景色。旧いAE86カローラと、その前にはE36BMWの4ドアM3と、停まっているクルマもなかなかエンスージアスティック。ちなみに気温は25度プラスといったところで、日差しは夏らしいけれども決して暑すぎない、北カリフォルニアらしい快適な気候であります。

試乗したクルマについては後日、どこかでリポートしますが、取り敢えずそれはアメリカンカーです、とだけ書いておきましょう。

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