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May 31, 2007

マイ・ファースト・イタリアン。

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特徴的なプロフィールを持ったこのクルマ、1970年アルファ・ロメオ ジュニアZであります。当時のジュリア・スパイダーと同じ、さらにいえば60年代初頭のジュリエッタSZとも同じホイールベース2250㎜のショートシャシー上に、カロッツェリア・ザガートのデザイン&製作になるボディを架装したモデルで、アルファ4気筒ツインカム1.3リッターと5段ギアボックスによって、いうまでもなく後輪を駆動します。ジュニアZという車名の「Z」はザガートのイニシャルで、いわば1300GTジュニアのザガートボディ・バージョンであるといえますが、ホイールベースが100㎜短いだけにリアシートの備えのない2シーターで、GTジュニアよりさらにスポーティな小型スポーツGTであります。ちなみにボディサイズは全長3900×全幅1550×全高1280㎜というコンパクトさ。

上の写真は、この前の日曜日、外苑前デビューを果たした際のカットですが、実はこの赤いジュニアZ、僕が所有する初めてのイタリア車、つまり「My First Italian Car」なのです。で、僕にとってその最大の魅力は、60年代のレーシングGTのエッセンスを採り入れつつ70年代のスタイルに仕上げられた、ザガートボディにあるわけですね。

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このアルファ・ジュニアZ、実をいうと1年以上前に手に入れていたんですが、ボディを軽く再塗装する積もりでワークショップに入れたところ、あちこちに不具合が見つかり、ボディはいうに及ばず、サスペンションからギアボックスまでオーバーホール、果てはエンジンにも手を入れることになって、結局のところフルレストアに近い作業を必要としたのでした。この写真は5月下旬、静岡県は須走りのワークショップ「Blue Art」から引き取って、東京に乗って帰る際のショットなのです。

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こちらは同じ場所で見る斜めリアビュー。特徴的なリアクオーター窓を持つウィンドーアレンジメントは、アバルト・ビアルベーロのレコルドモンザやアルファTZ1にも共通する、60年代ザガートのレーシングGTのモチーフを応用したもの。テールゲート後端が浮き上がっているのは、室内のベンチレーションのためで、電動開閉式。必要とあればここからは手動でガバッと開いて、トランクルームに荷物を収めることができます。で、テールエンドは典型的なコーダトロンカで決まりです。

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快調に東名をクルージングした末、わが家のガレージに収まったジュニアZ。では、これまでここにいたナロー・ポルシェは、というと、某所にあずかって貰っているという状況。置き場所の問題など、課題は山積ですが、1965年ポルシェ911と1970年アルファ・ロメオ ジュニアZ、大胆にも2台のヒストリックスポーツと暮らしていきたいと思っているんですね。この状態をいつまで続けられるか分かりませんが、60歳になっちゃったことだし、取り敢えず思うとおりにやってみようと・・・。

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May 21, 2007

天気のいい日曜日には・・・。

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20日の日曜日は気持ちいい天気に誘われてゴルフに乗って都内某所へ。目的地への途中とおった表参道ヒルズ横ですが、日曜の昼過ぎの表参道は道が意外と空いていることに感心したりして・・・。

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で、最初に向かったのはここ、今や六本木新名所のひとつになった、かの黒川紀章先生の設計になる国立新美術館でした。

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これはその、国立新美術館の内部。フロア構成は広大な吹き抜けを持つ地上3階、地下1階。巨大な円錐の上面はレストラン。

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そこから徒歩5分ほどで話題の東京ミッドタウンへ。これはザ・リッツ・カールトン東京が入るミッドタウンタワーの威容ですね。

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これはミッドタウンタワー西側のベース部分に位置するGALLERIAの、主にレストランが入ったガーデンテラスと呼ばれる一角。

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GALLERIAと東側のミッドタウンイーストを結ぶ半戸外的空間は、ヨーロッパでもよく見られるアトリウム風の仕立てであります。

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東京ミッドタウン最大のポイントは緑あふれる広大なガーデンでしょう。正面の建築物は安藤忠雄先生の21_21 DESIGN SIGHT。

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May 19, 2007

僕と同い年のMGに乗った。

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先月の4月22日で60歳の誕生日を迎え、いわゆる還暦オヤジになったという事実を、僕自身はさほど強く意識はしていない積もりなんですが、どうも周囲の人々が面白がってくれているようで、色々とアニヴァーサリーなイベントを考えてくれます。先月はバイク=自転車仲間の人たちが同い年の友人と3人の還暦を祝うためにBBQパーティを開いてくれましたし、つい最近も某ネット関連の仕事仲間が青山のイタリア飯屋でちょっと遅れた誕生日祝いをやってくれたりもしました。

そういったことの一環として昨日、箱根で走らせたのが、僕と同い年の1947年型と思われるMG TCでした。自動車誌『Tipo』の僕の連載ページ「Dramatic Scene」の担当編集者S君が、「還暦祝いに乗ってもらおうと思って、匠さんと同じ1947年生まれのスポーツカーを探してるんです」ということから始まって、湘南ヒストリックカークラブ会長さんの所有するこの赤いMG TCに辿り着いたというわけです。

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MG TCは1945~49年に造られた戦後型初のMGスポーツカーですが、実は1939年発表のTBミジェットそのままの外観と中身を持った戦前型そのもののクルマなのです。19インチの大径ワイアホイールに履いた細いタイヤと、それをカバーするスリムなフェンダーなど、まさしく戦前のブリティッシュスポーツの佇まいであります。

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エンジンはOHV4気筒1250ccでパワーは54.4psでしたが、このTCは当時の車外品チューニングパーツだったスーパーチャージャーを装着。右上のシルバーの筒状がスーパーチャージャー本体ですね。

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これも戦前型そのものといったデザインのダッシュボード。メーターはドライバー直前が回転計、左端が速度計、そのあいだに水温計と電流計が備わります。ウッドパネルは46~47年の前記型の証。

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もう一度、斜め前からのMG TCの雄姿を。そのドライビングはブリティッシュスポーツらしく痛快なものでしたが、僕がこれまでにステアリングを握ったおそらく延べ軽く千台を超える自動車のなかで、最も運転の難しいクルマの五指に入る1台だったといえます。その内容に興味のある方は、6月7日発売の『Tipo』7月号をチェックしてください。

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May 12, 2007

けっこう多忙な1週間。「ま、運転するのが好きなもんで・・・」

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ジャガーXJと過ごしたGWが終わると、けっこう多忙な1週間が僕を待っていました。まず月曜日は月刊誌『ENGINE』の取材で、新しいホンダ・シビックtypeRを駆って箱根まで往復しました。シビックtypeRは期待どおり痛快極まるクルマでした。

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これは帰路の小田原厚木道路、typeRのパセンジャーシートで硬い脚に突き上げられて跳ねながらデジカメに収めたショット。

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火曜日は山中湖に向かい、去年の秋にフランスで乗ってきたシトロエンの新しい7人乗りMPV、C4ピカソの国内試乗会に参加しました。このときのリポートは後日、クルマサイト『carview』にアップされます。

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C4ピカソの快適な2列目シートに座って山中湖畔の道路を流す。夏のように暑い日で、新緑がとても綺麗でありました。

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山中湖からの帰路には『carview』編集者のドライブするアルファ・ブレラ3.2JTS Q4といっしょに、同じくアルファ・ロメオの赤い1970年型ジュニアZ1300で東名をクルージングしました。

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ブレラと並ぶとジュニアZの小ささが分かりますね。このクルマについては後日、どこかでリポートする予定です。

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水曜日は都内にとどまって事務所で仕事をこなしたのち、木曜日は箱根に出向いてスパイダーとブレラの2台の最新アルファ・ロメオを走らせました。今にも泣き出しそうな空模様に注目してください。

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CSチャンネルのTV番組『Act On TV』の仕事で、いずれも3.2V6のQトロニック=6段AT装着車でした。

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続く金曜日、舞台は前日と同じ箱根芦ノ湖スカイラインですが、気持ちよく晴れわたった空の下で乗ったのは、メルセデス・ベンツSL550でした。中古車誌『UCG』の仕事でしたが、これは中古車ではなく現役の広報車です。

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芦ノ湖からの帰路、SLで新緑のターンパイクを下るの図。まさにオープンエアドライビングに最高の季節であります。

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May 06, 2007

VooDooのトランスミッション変更。

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4月に「バイシクルライド in 東京」というイベントを走った僕のチタン製MTB、VooDoo D-Jab=ヴードゥー・デジャブのトランスミッション、つまり駆動系にちょっとした変更を施しました。MTBの駆動系というのは、フロントが3段、リアが9段というのが近年の標準なんですが、僕のVooDooは今から7~8年前、筑波サーキットの自転車耐久レースに出ることになってハイギアリング化を図った際に、フロントは変速機なしのシングルギア、リアはシマノのロードレーサー用最上級コンポーネンツであるデュラエースのディレイラー=変速機と、9段ギアセット=自転車業界用語でカセットスプロケットを組み込んだのでした。

で、それを今回、フロントはシングルギアのまま、リアをもともとこのバイクに付けていたシマノのMTB用最上級コンポーネンツ、XTRの9段カセットスプロケットとディレイラーに変更したというわけです。ロード用のデュラエースは現在のモデルではリアのギアセットは10段なんですが、装着していたデュラエースはこのVooDooを作った90年代後半のコンポーネンツなのでまだ9段、とはいえロードバイク用らしくクロースレシオのハイギアリングな設定だったのです。

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これがXTRのリア変速機=ディレイラーと、チタン製を含む9段ギアセット=カセットスプロケット。これは最新モデルから2世代前の950シリーズと呼ばれた年代モノのXTRですが、ガンメタ系のメカニカルで渋い仕上げとデザインは、僕なんか最新の970シリーズよりも好きですね。カセットスプロケットは12-34Tのワイドレシオなので、フロントの46Tシングルギアとの組み合わせでも、世田谷にある事務所や自宅近辺の坂は大抵、難なく上れるようになりました。

クルマでトランスミッションを交換するといったら、大変な手間と費用が必要になりますが、自転車だとそれを簡単にできるのがいいですね。とはいってもこの作業、自分でやったわけではなく、馴染みの自転車ショップ、KOOWHO=コーフーでやってもらったんですが。

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May 01, 2007

「動画Special」 GT3とカレラRSの咆哮。

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「動画Special」第2弾は、ポルシェ専門誌『911DAYS』のために連休入り前に伊豆スカイラインで取材した5台の硬派な新旧ポルシェ911のなかから、2004年996GT3と1973年911カレラRSの2台の、コクピットで聴くエンジンの咆哮をお届けします。今回の5台についてより詳しく知りたい方は、僕のもうひとつのブログ『SSCC』を参照してください。

そこでまずは前列向かって右の黄色い後期型996GT3ですが、水冷ながら空冷時代と同じ構造の通称「GT1クランクケース」を持つレーシング系ユニット、381psを絞り出す3.6リッター・フラット6の咆哮がこれであります。ただしこれはあくまで無負荷のブリッピング時のサウンド、実際に走って負荷を掛ければ一段と迫力を増します。

「l1_070426_046.mpg」をダウンロード

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こちらは「ナナサンのカレラ」もしくは「ナナサンRS」の通称を持ついわゆるナロー系最後の高性能モデル、73年カレラRSのエンジンの咆哮。カレラRSの空冷フラット6は排気量2.7リッターですが、さほどハイチューンというわけではなく、余裕で210psを生み出していました。とはいえ、レヴカウンターの針の動きからも伺えるレスポンスの素早さといい、ブリッピングにもかかわらずコクピットを満たす泣くような唸りといい、この時代(まで)の911のフラット6の回転感がいかに官能的だったか、この短い動画からもご理解いただけるのではないかと。

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