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November 30, 2006

ロンドンからエッサウィラへ。

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今回の旅の2日目は、ロンドン郊外の小規模だがモダンなターミナルを持つファーンボロウ空港からチャーター機で南に飛ぶこと4時間弱、イベリア半島を飛び越えて北アフリカ、モロッコのここエッサウィラ空港に着いたのでした。

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エッサウィラはモロッコ西海岸のほぼ中央にある世界遺産の街で、4週間ぶりという激しい雨に見舞われていましたが、空港から早くも試乗車のステアリングを握って、130kmほど走る初日のテストドライブに出発したのです。

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途中、いくつかの街や集落を通過しましたが、これはそのなかでも規模の大きい街の景観。白く塗られた商店や家が通りに面して並び、その前に停まっているオペルらしきワゴンはこの地方特有のブルーに塗られたタクシー。

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やや内陸部分に入ると、地中海や大西洋をあいだに挟んで対置しているスペインやポルトガルにも似た、このように荒涼としたドライな景観が展開されます。そうそう、モロッコではけっこうMITSUBISHI=三菱が強いようですね。

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山の天気も荒れていましたが、海も荒れていました。どことなく穏やかな雰囲気を見せる地中海の海岸線と違って、さすが大西洋は波の強さや高さも、それによって侵食された岩の景観も、全体にぐっとダイナミックであります。

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大西洋岸のやや内陸よりを走る、どこまでも真っ直ぐなこの道を南西に向けてひたすら走っていくと、やがてこれまで見たどの街や集落とも比べられないくらい規模の大きく思える都会、エッサウィラに到着するのでありました。

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城壁に囲まれたメディナと呼ばれる旧市街の入口近くに建つエッサウィラで一番のホテル、HEURE BLEUE PALAIS=アール・ブルー・パレの中央にあるパティオを、僕の部屋のある4階のフロアの廊下からから望むの図。

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これはパティオに面した回廊とフロントのロビーを隔てるガラス張りの部分。このように、なかに一歩踏み入れると外からは想像もつかないアナザーワールドが広がっているところが、この手のホテルの素晴らしいところであります。

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これは僕の居室のリビングルームに相当するコーナー。部屋は驚くほど広くはありませんが、諸々の配置と家具や扉類のデザインや色使い、それらが醸し出す全体の雰囲気など、すべてが一流のセンスで統一されていました。

ところで、モロッコまで馳せ参じてテストドライブしたクルマについては、次回のリポートで触れることにしましょう。とはいえ今回のリポートの写真のなかにもヒントはありますので、車名が思い浮かんだ方は是非コメントしてください。

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November 26, 2006

まずはヴァージンでロンドンへ。

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赤いエンジンカウルと翼端のユニオンジャックが特徴的なヴァージン・アトランティック航空のA300に搭乗して、11月24日お昼に成田を離陸、今回の旅の最初の経由地ロンドンに向かいました。

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ヴァージンに乗るのは10年ぶりくらいのことでしょうか、もともとキャビンの快適さで同じイギリスの老舗BAに対抗して登場したキャリアですから、ビジネスクラスはこんな様子になっていました。

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シートはすべて45度くらいのアングルで斜めに配置されていて、着座状態でこのように脚を伸ばせるほか、フルフラットのベッドにセットすることもできます。お見苦しいジーンズと靴下で失礼・・・。

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これは離陸後に出た昼食のサラダですが、食事も全般に工夫されていて、キャビンアテンダントの対応にも好感が持てました。飛行機のカタチをしたシルバーのソルト&ペッパーケースに注目!

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November 19, 2006

今年の日本COTYイヤーカーはLS460。

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2006-2007日本COTYの最終選考会が11月18日に東京丸の内の丸ビルで開かれ、63人の選考委員が各自25点の持ち点使って10ベストカーを採点、上の画像のような最終結果になりました。

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1位は516ポイントを獲得し、306ポイントを得た2位の三菱 i に大差を与えて圧勝したトヨタのレクサスLS460。63人中の38人が10点を投じ、それ以外にも多くの高得点をマークしての結果でした。

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こちらは5台の輸入車のなかで最も多くの点を獲得して見事インポート・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたシトロエンC6。合計199ポイントの得点は、日本車を含めても総合3番目に入る高得点でした。

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これが僕の採点。LS460:5点、 i :5点、TTクーペ:2点、C6:10点、Sクラス:3点の配点ですが、こうして自分の配点がでかでかとディスプレイされた瞬間は、穴があったら入りたい気分になります。

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表彰式で喜びに満ちたレクサスLS460の開発メンバーとトヨタ広報の人々。ヨーロッパの高級車に挑むレクサス開発陣の心意気にエールを送るという意味合いの強い高得点だと、僕は解釈しています。

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こちらはインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したシトロエン・ジャポン社長と広報スタッフの面々。僕自身は、C6のように個性的なクルマが日本市場にもっと定着するようにとの意を込めた10点でした。

ちなみに本賞とは別に採点される特別賞は、「Most Advanced Technology」=三菱 i 、「Most Fun」=アウディTTクーペ、「Best Value」=ホンダ・ストリーム、という順当な結果になったのでした。

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November 17, 2006

累計アクセス100万ヒット達成!!

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photo=Aston Martin

本日2006年11月17日、当ブログ『TAKUMI YOSHIDA.log』の累計アクセスが、100万ヒットをオーバーしました。

このブログが登場したのは2004年9月9日のことですから、2年2ヶ月と8日で100万アクセスに達したわけです。

100万というと、ミリオンセラー、ミリオンヒット、ミリオネアーと、なにやら区切りのいい達成感のある数字ですね。

最初はヒットもまばらでしたが、最近では平均1日2000ヒットを超えて、まだまだ増加する傾向が続いています。

それが数として多いのか少ないのか判断する基準を知りませんが、今も読者が増えているのは嬉しいものです。

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じゃあ、次なる100万目指して頑張るぞ! みたいなことはいわないで、これからも淡々と続けていこうかと・・・。

皆さんには僕の駄文とデジカメのレンズをとおして、クルマとそれにまつわる世界をエンジョイしていただければ。

というわけで、これからも『TAKUMI YOSHIDA.log』が続く限り、エンスーなクリックでご愛顧のほどを、ぜひよろしく。

写真のオープン2シーター、デビューしたばかりのアストン・マーティンV8ヴァンテージ・ロードスターであります。

アストンV8ヴァンテージ・ロードスターについては、後日もっと詳しくお知らせしようと思いますので、乞うご期待!

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November 14, 2006

日本カー・オブ・ザ・イヤー、10ベストカー試乗会。

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10月6日、都内の東京プリンスホテル駐車場をベースにして、2006-2007日本カー・オブ・ザ・イヤー=日本COTYの10ベストカー試乗会、というのが開かれました。

今年度のノミネート車、日本車、輸入車の合計55台のなかから、僕もそのなかの1人である63名の選考委員の投票で選ばれたトップ10台に、試乗する集まりですね。

10ベストカーに選定されたのは以下の10台で、まったく偶然ですが、日本車と輸入車が5台ずつ選ばれました。並ぶのはノミネート順で、得票数とは関係ありません。

1)レクサスLS460
2)ホンダ・ストリーム
3)マツダMPV
4)三菱 i (アイ)
5)スズキSX4
6)アウディTTクーペ
7)シトロエンC6
8)メルセデス・ベンツSクラス
9)メルセデス・ベンツE320CDI
10)プジョー1007

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10月18日に最終選考会が開かれて、上記の10台のなかから今年のイヤーカーが決定するというわけです。

選考委員は上記の10台のなかからまず5台を抽出し、その5台に合計25点の持ち点を配点するわけですね。

しかもそのなかの1台には必ず最高点10点を与えるという、選考委員としてはやり難い配点方法なのですよ。

その本賞のほかに「Most Advanced Technology」「Most Fun」「Best Value」の3つの特別賞も選ばれます。

さて皆さんなら10台のどれに最高点を与えますか? よかったらコメント欄に車名とその理由を送ってください。

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November 09, 2006

Honda の近未来に乗った。

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photo=Honda

もうけっこう前のことですが、10月6日、ホンダ栃木研究所でプレスミーティングが開かれ、近い将来の市販を目指して開発中のエコなホンダ車たちに、そのテストコースで乗るチャンスを得ました。

そのハイライトがこれ、燃料電池車「FCX」の第2世代モデルのプロトタイプ「FCXコンセプト」で、助手席での同乗走行かと思ったら自分でドライビングできると聞いて、思わず頬が緩む僕であります。

この「FCXコンセプト」は今年のパリサロンにも展示してありましたが、あまりにスタイリッシュなために却って現実味が薄く、こうして実際にドライビングできるクルマがあるとは正直なところ驚きました。

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ボディサイズは4760×1865×1445㎜といいますから、全長が17cmほど短いことを除けばほぼ現行レジェンド並みというところですが、このモダンなスタイリングは商品としてもなかなか魅力的ですね。

新開発の小型高効率燃料電池スタックによって低床式のFCプラットフォームを構築、結果としてこのスタイリングが実現されたということで、現状でモーターの出力は129ps、トルクは26.1kgmとのこと。

生憎の雨のなか、水しぶきを上げながら僕の操縦でバンクを飛ばす「FCXコンセプト」。最高速160km/h、航続距離570km、2008年には日米で限定販売を開始する予定とか。静かで快適な走りでした。

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これはより現実的な近未来、世界一厳しい米国のディーゼル排ガス規制「TierⅡ Bin5」をクリアした新世代のホンダ製2.2リッター・ターボディーゼルエンジンのプロトタイプを積むアコードであります。

たしか10年ほど前まで「ウチはディーゼルエンジンには興味などありません」という姿勢を見せていたホンダですが、さすが生粋のエンジン屋、一旦始めるとディーゼルでも世界をリードする勢いです。

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November 04, 2006

911の6世代、いっき乗り。

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10月第4週の後半、12月7日発売のポルシェ専門誌『911DAYS』Vol.26の仕事で、タイプ911、930、964、993、996、997の6世代の911を箱根に駆り立てました。

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まずはタイプ911の後半モデル、1970年型911Eのギアシフトですが、1速が左手前に位置する通称レーシングパターン、別名ポルシェパターンの5段であります。

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同じ1970年911Eのメーターパネル。2.2リッター燃料噴射エンジンの911Eはレヴリミットが6800rpm、スピードメーターはフルスケール250km/hなのでした。

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黒がエレガントな1970年911Eのリアビュー。エンブレムが“911S”になっているのはご愛嬌で、下からT、E、Sとあった3グレードの中間の“911E”です。

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タイプ930の最後の年、1989年型911カレラのメーターですが、3.2リッターエンジンのレヴリミットは6300rpmに下がり、逆に速度計は260km/hに上がっています。

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タイプ964の後期、1992年911カレラ2のメーターですが、盤面がモダンになり、スピードが300km/hに上昇、3.6リッターエンジンはリミットが6800rpmに戻っています。

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リアビューは説明するまでもなく、左の赤いのが964カレラ2、右の黒いのが930カレラで、1980年代の末に911が大幅にモダナイズされたのが明確に分かりますね。

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これは最後の空冷モデル、1995年993カレラの計器盤ですが、基本デザイン、6800rpmのレヴリミット、300km/hの速度計スケールなどは964と変わっていません。

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これが1995年993カレラのリアビューで、964以前のボディとは異なるフェンダーライン、左右2本出しのエグゾーストパイプなど、新感覚のデザインを採用しています。

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水冷エンジンのタイプ996になってメーターパネルも大幅に変更されて、レヴリミットは空冷後期+400rpmの7200rpmに上昇、スピードのスケールも320km/hに上昇。

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3.6リッターエンジンを搭載したタイプ996の後期型、2002年996カレラのリアビュー。ボディサイズは空冷時代より一回り半ほど大きくなっています。牽引フックは非標準品。

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最新モデル、2007年型タイプ997カレラSのメーターパネル。デザインは996からの進化版で、7200rpmのレヴリミットは996と変わりませんが、速度計は330km/hに上昇。

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3.8リッター水冷フラット6搭載の2007年型997カレラSの斜めリアビュー。996よりも明らかにワイドになったリアフェンダーが水冷911のスタイリングにメリハリを加えています。

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November 01, 2006

パリサロンで手に入れた2台。

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ジュネーヴでもフランクフルトでもそうですが、ヨーロッパのモーターショーにいくと、必ずその一角にエンスージアスティックなアイテムを揃えたミニチュアカー屋が店を出しているんですね、マズイことに。

もちろん今回のパリサロンにもそういう店は出ていて、軽い気持ちで覗いてみたら、とんでもなく魅力的なクルマが目に入ってきました。ライトブルーのアバルト・シムカ1300GTと赤いアルファ・ジュニアZ。

赤いアルファ・ロメオ・ジュニアZはイタリア語でいうところのノルマーレ、つまりノーマルですが、ライトブルーのアバルト・シムカ1300GTは1962年のルマンを走ったレーシングモデルをモチーフにしています。

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このアバルト・シムカ1300GTはイタリアのPINKO automodelliなるメーカーの製品で、プライスは46ユーロ、邦貨換算およそ7000円。

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アルファ・ジュニアZはMINIMAXなるマカオのメーカーの製品で、メイド・イン・チャイナの割りには高価な40ユーロ、およそ6000円。

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アバルト・シムカ、半開きのエンジンフード、その奥のツインカムヘッド、床下から覗くオイルパンとマルミッタアバルトなど、マニア泣かせの出来ですが、惜しいのは後輪がネガティヴキャンバーでないこと。

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