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December 27, 2004

2台のHONDA。

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    ゴルフⅤが納車されるまでの数日間、ホンダのちょっと変わったミニバン、エディックスの広報車を借りていました。エディックスは横3人掛け×2列の6人乗りミニバンですが、横3人掛けのセパレートシートは、1997年にデビューした初代ルノー・メガーヌ・セニックが他に先駆けて、リアに採用したものでした。エディックスの場合、横3人掛けを実現するために全幅が1795㎜もありますが、そのわりに全長は4285㎜と短く、ボディはユニークなプロポーションになっています。しかもエディックスのボディは、リアピラーが強く傾斜しているなど、いわゆるミニバンの常識と違うところが多々あって、ミニバンというよりもむしろある種ハッチバックの進化型、といえるような気がします。端的にいって、僕はこのカタチ、けっこう好きですね。プラットフォームの基本はシビック系を使っているようで、そこにこれだけのサイズと重量のボディを載せたためか、サスペンションは比較的硬めで、乗り心地にしなやかさはあまり感じられませんが、その代わりハンドリングはキビキビとした印象で、その点でもなかなかホンダらしいクルマに思えました。借りていたのは2リッターエンジンのモデルでしたが、もちろん動力性能に不足はありません。月並みでないミニバンが欲しい人は、ちょっと狙ってみる価値のあるクルマじゃないでしょうか。

 ところで、そのエディックスを返却しに青山のホンダ本社にいったら、1Fのウエルカムプラザに歴代のホンダF1が展示されていました。そのなかでもとりわけ僕の眼が釘付けになったのは、展示車のなかで最も旧い1965年のRA272でした。これは、1.5リッターF1の最後の年の最終レースであるメキシコGPでリッチー・ギンサーが劇的な優勝を果たしたのと同じマシーンで、同レースを5位でフィニッシュしたロニー・バックナムが乗っていたクルマです。近くで見るとかなり大きい3リッターF1と違って、1.5リッター時代のF1はコンパクトなところがまず僕の好みに合うのに加えて、横置きV12という極めて高度かつユニークなパワーユニットを擁して並み居るヨーロッパの強豪に切り込んでいった本田宗一郎率いる当時のホンダの燃え滾るような想いが、このアイボリーホワイトに日の丸を描いたRA272のスリムでストイックな姿からひしひしと伝わってくるような気がして、見ているだけでなんかゾクゾクッとしてくるんですね。1.5リッターF1といえば、ロータスの傑作25も、同時代のフェラーリも実に魅力的ですが、どれか1台選びなさい、好きなのをキミに上げるから、といわれたら、僕はやっぱりこのホンダRA272を選ぶでしょうね、きっと。もちろん、誰もそんなこといってくれないでしょうが・・・・・。

 というわけで、2004年ももうすぐ終わります。僕の雑文と雑写真(?)の愛好者の皆さん、また来年も『TAKUMI YOSHIDA.log』をどうぞよろしく。


December 26, 2004

ゴルフⅤがやってきた。

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    この日、わが家にVWゴルフⅤが納車されました。そう、以前足として乗っていたシトロエン・エグザンティアの後釜として、ニュー・ゴルフの新車を買ってしまったわけです。車種はGLi、ボディカラーはリフレクションシルバーメタリック、つまりゴルフⅣにもあったあの明るいシルバーであります。

 なぜこのクルマになったのかというと、まずわが家のガレージの空間的余裕などから考えると、Cセグメントのハッチバックが色々な点で最適だったということがあります。我が家の車庫は、FセグメントのジャガーXJだって必要なら入れることはできるんですが、そうすると横に置かれた1965年型ポルシェ911との隙間が最小限になってしまい、乗り降りが大変なことになります。となると、全幅が1.75m前後のCセグメントが気楽に使える大きさの上限ということになるわけです。それに、趣味のスポーツバイク=自転車を運んだりするには、セダンよりハッチバックの方が断然使い勝手がいいですからね。

 じゃあ、数あるCセグメント・ハッチバックのなかでゴルフを選んだ理由はというと、ひとことでいってユーザーのことをよく考えたクルマだから、といったらいいでしょうか。普通に足として乗ったときの安心感や快適さは“肝っ玉母さん”級で、乗り手に余計なストレスをまったく感じさせないのに、ひとたび飛ばし始めるとドライバーの操作に見事に応えてスポーツカー並みのポテンシャルを発揮してくれる、と表現したらいいんでしょうか。僕の場合、ほかにもう1台、初期型911のラリーバージョン風という“戦闘機”系の玩具を所有しているので、足にするクルマにドライビングプレジャーや官能性を過度に求める必要はありません。となるとBMW1シリーズだったりする必要はなく、ゴルフⅤが最適というわけです。しかも、2リッターFSIエンジンと6段ATで充分なパフォーマンスを備え、なおかつゆったりした乗り心地が味わえるGLiが最も好ましい選択だったわけですね。もしも911がなければ、新しいGTIなんか相当に気になったでしょうけれど。

 ところが、最後まで決まらなかったのが色でした。日本仕様のゴルフにはボディカラーが合計6色しか用意されていないんですが、そのなかに欲しいと思える色がなかった。そこでまぁ一番無難な線ということで、上記のリフレックスシルバーを選んだわけです。いわゆる、「困ったときのシルバー」という奴ですね。とはいえ、もともとシルバーというのはクルマの色として嫌いじゃないので、それなりに満足はしていますが、ドイツ車としてなんとも月並みなのが少々辛いところであります。それと、ガレージで並んでいる旧い911と似たような色だというのも、ちと気に入らないんですが、まぁ仕方ないでしょう。とはいえ、BMW1シリーズなんかは、即納さえ望まなければヨーロッパで売っている十数色がすべて選択可能になっているようですから、日本のVWも選べる色をもっと増やすべきだと思いますね。

 例えば下の画像は今年のパリ・サロンに展示されていたゴルフⅤの1台ですが、なにやら微妙ないいグレーなんです。そこで試しに日本と同じく右ハンドルが売られているUK VW、つまりフォルクスワーゲン・イギリスのサイトをチェックしてみたら、ボディカラーはなんと合計14色がラインナップされていて、この色もちゃんとリストに載っていました。スティールグレーメタリックという色なんですね、これは。こんなボディカラーが日本でも選べれば、僕も色で悩まずに済んだはずなんですが・・・。

 とかなんとかいいつつ、この日はさっそく夜の首都高に慣らしに出掛け、回転を3000rpm以下に抑えながらもオドメーターに100kmほどの数字を加えて帰ってきて満足しているんですから、ま、シルバーのGLiがかなり気に入っているのでありますよ。


December 24, 2004

雪の函館紀行。

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    23、24、25日というクリスマス期間に北海道の函館にいってきました。いわゆる家族サービスの類ですが、どうして函館なのかはさほど大きな理由はなく、強いていえば息子が「北の方がいい」とのたまったのが切っ掛けというところです。そこで23日、JALで函館に飛んだら、津軽海峡の向こう側は一面の雪景色でした。空港から乗ったタクシーのドライバーの話では、前日に12月としては珍しいほどの吹雪が吹き荒れて、一気に雪景色になってしまったとのことでした。

 実は僕には、もしも函館にいくのなら訪ねてみたいところがありました。そこで、函館に着いた日の翌日、つまりクリスマスイブの日に、まずは駅横の有名な朝市を訪ね、タラバガニをはじめとする旨そうな海産物をしこたま買い込んだのち、雪の歩道をぎしぎしと踏み締めながら函館山の方角に向かいました。目的地は、現在「はこだて明治館」という観光客用の商業施設になっている旧「函館郵便局」です。なぜなら、明治44年=1911年に建てられたこの赤煉瓦造りの洋館、函館郵便局を設計したのが、僕の父方の祖父の叔父だったと、かつてウチの年寄りから聞いていたからです。昭和37年=1962年まで実際に郵便局として使われていたというその赤煉瓦造りの洋館は、一番上の画像にあるように、僕が想像していたより大きい建物で、窓がすべてアーチ型にデザインされているなど、公共の建築物にしては意外や装飾的な外観を持っているのが面白いと思いました。

 しかも、なかに入って上を見上げて、またニンマリ。外観からも分かるように、建物は大きく3つのセクションに分かれていて、かつては左側が電信課、中央が郵便課、右側が電話課として使われていたそうなんですが、その郵便課にあたる中央の部分が吹き抜けになっていて、しかもその天井部分にはガラス張りのトップライトが設えられているんですね。2番目の画像がそのトップライトですが、それが建築当時からのデザインなのか、後にモディファイされたものなのかは分かりませんが、たぶん最初からそうだったのではないか、という気がします。もしもそうだとしたら、今から100年近くも前にこんな洒落た設計をしたウチの大大叔父さん(?)もやるじゃないか、と嬉しい気分になったものでした。

 伝えられるところでは、この郵便局、海に近いために土地の地盤が弱く、基礎工事に大変な手間を掛けたのに加えて、外壁の煉瓦も地元産ではなく、敢えて東京産の煉瓦を運んで使ったという、かなりの労作だったようです。これも昔ウチの年寄りから聞いた話ですが、この郵便局建設のために函館に単身赴任していた大大叔父は、建設が完了して埼玉の家に帰ってきたときには、寒い土地に長いこといたためにすっかり大酒呑みになっていたといいます。ところで、インターネットで可能な限り調べてみても、設計者としてウチの大大叔父の名前は出てきませんでした。どの資料を見ても「設計:逓信省」と、今の郵政省に当たる役所の名前しか出てきません。今のように建築家がスターになれる時代と違って、公共の建築物の設計に関与した人間の個人名が公表される時代じゃなかった、ということなんでしょうね。なにせ明治時代の話なんですから。

 というところで旧郵便局を出たあとは、ロープウェイで函館山に上り、標高334mあるというその頂の展望台から、昼下がりの函館の街を一望したのです。画像にあるように、あたりが一面雪に覆われていたこともあって、それは存外に綺麗な景色でしたが、地元の人にいわせると、「やっぱり夜景を見なきゃ」ということみたいです。でも夜までは待てなくて、今回はそれはなし。もしももう一度、この北の港町を訪れることがあったら、そのときは夜景を見せてもらいましょ。ただし季節は冬じゃなくて、できれば夏にね。


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December 18, 2004

オヤジ5人衆、お台場ツーリング。

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     キャノンデールSIX13に乗って初めてツーリングに出掛けました。ツーリングといったって舞台はお台場ですから、むしろポタリングといったほうが適正なレベルのものですが、僕にとっては今年の夏にSIX13を手に入れてから初めての遠出なので、なかなか愉しみでありました。で、朝の9時過ぎにサイクランド・コーフー=KOOWHOを出発したのは、コーフーのボスの永井さん、その常連客でありながらコーフーのイベントを取り仕切るツーリング部長というべき滋賀さん、それに顧客の池田さん、大根原さん、そして僕の合計5人で、最も若い永井さんも今年つい50歳になってしまったというので、全員が50代のオヤジ5人衆であります。品川区荏原にあるコーフーを出た一行は、国道1号を上って芝浦の手前で右折し、まずは日の出桟橋へ。で、その埠頭から船=水上バスに乗ってお台場を目指します。12月半ばとは信じられないほどポカポカとした日差しの下、存外に綺麗な水の上を滑るように走る船のデッキから見た東京の湾岸の景色は、一番上の画像にあるように、思いのほか綺麗なものでした。

 さて、お台場に上陸してからは、滋賀ツーリング部長の先導で気持ちいいコースを適度なペースで走り回り、お互いの自慢のバイクの乗り比べなんかに興じたんですが、例えば大根原さんの新しいTime、さすが高価なだけのことはある素晴らしい乗り味でした。で、昼過ぎには海辺の通りに面したフェラーリ360スパイダーも停まっているカフェのオープンテラスで、軽く生ビールなんか飲みながらピザとスパゲッティの昼食をとったりして、ま、オヤジのツーリングは気楽なもんであります。帰路はまた別の水上バスに乗り、今後は運河沿いに南下して品川へ。そこから再び陸路を走って、荏原のコーフーに帰着、というのが今回のお台場ツーリングの顛末でした。

 走った距離は30kmプラス、しかもそこはきつい上りもタイトなコーナーもない安楽なコースだったので、走り屋の池田さんや大根原さんには物足りなかったようですが、僕としてはSIX13で初めて連続してある程度の距離を走ることができたので、けっこう満たされた気分になれたのでした。ま、新しいスポーツカーを手に入れて初めてドライブに出掛け、空いた道をそこそこ飛ばしてきたような満足感でありますな。ちなみにこのオヤジツーリングの模様は、来年1月発売の季刊自転車生活誌『Bicycle NAVI』に掲載される予定です。

December 16, 2004

赤いアクセラ。

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    ここ数日、マツダ・アクセラのハッチバック、アクセラスポーツの広報車を借りて乗っていました。2リッターエンジンの標準的な仕様である20Cというモデルの赤で、画像にある16インチホイールとタイヤ、それにスポーツステアリングホイールなどを含むCパッケージというオプションを装備したクルマです。ボルボS40やフォードのニュー・フォーカスと基本は同じプラットフォームを使い、ヨーロッパではマツダ3の車名でけっこう売れているらしいアクセラは、前日ここに登場したゴルフⅤやBMW1シリーズと同じCセグメントのハッチバックですが、全長が4.4mを超えるなど、4.2m前後のゴルフあたりよりやや大きいボディが特徴のひとつで、そのためもあって室内も特に前後長に余裕が感じられます。それに、少々クセのあるスタイリングも、マツダらしいといえましょう。

 走ってみると、日本車としては剛性感のあるボディがまず印象に残り、コーナーの進入でステアリングを切り込んだときのノーズの反応がクイックであるなど、スポーツライクな印象を与えるところもマツダらしいポイントだといえます。ただしその反面、荒れた路面ではタイヤのバタつきが若干気になったり、ATが4段であることも一因となって、6段ATのゴルフⅤやBMW120iと比べると、エンジン音の室内への侵入がより顕著だったりするという弱点もあります。けれども、そういったことをあまり気にしなければ、 基本的なパッケージングが良好なだけに、普段の足として悪くない選択だろうと思いました。

 アクセラスポーツ20Cのプライスは、オプションのCパッケージを含んでも190万円をわずかですが下回ります。それを敢えて前日の2台、ゴルフGLiおよびBMW120iの日本における価格と比較してみると、ゴルフより90万円近く安く、120iとの比較では170万円以上も安いのですから、日本で乗るにはけっこうバリュー・フォー・マネーの高いクルマかもしれないと思ったのでした。


December 15, 2004

面白いほど対照的な2台。

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    BMW120iとゴルフGLi。いずれもCセグメントの5ドアハッチバックで、ボディサイズもほぼ同じ、車重はともに1300kg台後半、エンジンは4気筒2リッターでパワーは150ps、トランスミッションが6段ATであるところまで共通しています。ところがその一方で、対照的な部分も少なくありません。まずは駆動方式で、いうまでもなくBMW1シリーズは縦置きエンジンの後輪駆動=RWD=通称FR、一方のゴルフは横置きエンジンの前輪駆動=FWD=通称FF、という大きな違いがあります。その結果として、リアシートの居住スペースやラゲッジスペースの広さに明確な差が生じています。もちろん、リアに駆動系がないゴルフのほうが広いのはいうまでもありません。

 けれども、僕が思うにそれよりもっと違いが大きいのは両車の運転感覚で、なかでも特に歴然と違うのがステアリングの感触です。ゴルフのステアリングは、15インチタイヤを履いたGLiはちょっと軽すぎの観はあるものの、16インチのGTでは軽めだけれどちょうどいいという感じの手応えなのに対して、BMW120iのステアリングは初めて走らせると“アレッ”と思うほど重いセッティングなんですね。もちろん、路面フィールを充分に伝えるという意味では文句なしなんですが、これだけ重いとクルマの挙動に軽快さを感じ取りにくいのが残念なところです。だから、身動きのどっしりした重厚感のある120iと、軽快な印象を与えるゴルフGLiというふうに、ドライブフィールにも大きな違いがある2台なのでした。そうそう、BMW1シリーズに関して、FRだから身動きが軽快で・・・、という記事をどこかで目にしたような気がするんですが、クルマの挙動が軽快かどうかは断じて駆動方式だけで決まるものではないので、その点、間違えないでいただきたい。

 ところで、この2台は自動車雑誌『Tipo』2005年2月号の「次に乗りたいクルマ」という記事のために東京湾に面した某埠頭に集められたものを、例によって僕の小さなデジカメで撮影したものですが、さて僕がどっちを選んだかは後のオタノシミということで・・・。


December 13, 2004

TPユーザーの愛着。

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    TP=ThinkPadの特徴のひとつは、ボディ本体に樹脂系の素材を使っていることかもしれません。僕はパソコンに詳しいわけではないので、樹脂系ボディのパソコンは他にもあるのかもしれませんが、以前使っていた日本製ノートPCのボディ表皮はマグネシウム合金製でしたし、一般的にアルミその他の軽合金を使ったボディが多いのではないかと思います。ところが僕のIBM TP X31は、マグネシウム複合素材やチタン配合CFRP=カーボンファイバー配合強化プラスチックを採用して、さまざまな使用環境に耐えうる強度を獲得している、と購入当時のカタログに記されています。たしかにX31は、ディスプレイの裏側に当たる外蓋の部分はザラッとした樹脂製ですし、キイボードとその周辺もプラスチック系の素材で出来ています。

 実は僕はベーシックには樹脂系よりも軽合金系の素材感のほうが好きな人間なので、最初はTPのボディにあまり馴染めなかったのですが、使い込むうちに考えが変わってきました。キイボード下側のいわゆるパームレストの右手の親指の付け根の肉球の部分が触れるあたり、すなわちIBM ThinkPad のロゴの周辺を中心にしてプラスチックが徐々に磨耗していき、最初は少しザラッとした質感だった表皮が、使い始めて何ヶ月か後にはまるで意図的に磨き込んだかのようなツルツルの触感に変わってきたのです。そうなるといかにも自分の“愛機”という感じがして、TPに愛着って奴を感じ始めた自分を意識してしまいました。いかにIBMといえども、そういう効果まで見込んで樹脂素材を使っているわけではないんでしょうが、ま、僕のように自腹を切ってTPを手に入れた個人ユーザーだと余計、そういうところに愛着を見いだすこともあり得るんじゃないかと思いますね。

 質感まではちょっと分かりにくいかもしれませんが、上の画像はまさに僕が1年10ヶ月にわたって使い込んだ愛着の証、今や表面がツルツルに磨き込まれた右側のパームレストであります。


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December 12, 2004

TPユーザーの憂鬱。

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    いうまでもなく、TP=ThinkPadはIBMのノートパソコンの総称というかシリーズ名ですが、そのTPをはじめとするIBMパソコンのユーザーには憂鬱なニュースが、世界を駆け巡ってきました。そう、あのアメリカのコンピューター界の巨人、IBMがパーソナルコンピューター部門を中国の企業に売却するというニュースです。

 僕の場合は、いわゆるB5サイズのX31を使い始めてもうすぐ1年10ヶ月ほどになる比較的年季の浅いTPユーザーですが、それでもその出来のよさにすっかり参っている日々です。まず何よりも機械的な信頼性が高いのが好ましく、この1年10ヶ月のあいだにソフトの不具合は若干経験したものの、これの前に使っていた某日本ブランドのラップトップと違って、PC本体のハードにはまったくトラブルが発生していません。それに、例えばバッテリーの消耗具合を1%単位の数字で刻々と表示してくれるなど、一見プロ御用達といったクールなブラックボディの佇まいに反して、実は初心者でも安心して使えるキメ細かい配慮が施された、意外やユーザーフレンドリーなパソコンであるところも気に入っています。それに加えて、ストロークの深いキイボードなど、インターフェイスのタッチがいいのも魅力ですね。

 IBMというとアメリカモノというイメージが一般的ですが、実は最近のTPシリーズは日本人のスタッフによって日本で開発されているということを、このX31を買おうとしている頃にたしかパソコン関連のサイトで知って、なるほど、と思ったものでした。そのとき、X31を開発した日本人スタッフの一人から、「X31はクルマでいえばスポーツカーのようなパソコンにしたいと思って開発したんです」というような発言があったりして、それが何を意味しているのか完璧には解らなかったものの、スポーツカー好きが生み出した機器なんだと知って、急に親近感を覚えたのを思い出します。そんなわけで、数日前にこの憂鬱なニュースを逸早くキャッチしたパソコンフリークの知人から、「次回購入するべきノートPCを探すのが困難になってしまいます」というメールをもらったんですが、僕もほとんど同感ですね。中国企業傘下に入っても、IBMらしさ、TPらしさが失われないことを祈るばかりです。

 ところでこの「ココログ」、画像をアップロードする方法が変わったのと同時に、サムネイルのサイズが縮小されちゃったようなんですが、どうなっているんでしょうか? もちろん、画像をクリックすれば写真はこれまでと同サイズまで拡大できるんですが・・・。


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December 06, 2004

師走の夜の六本木ヒルズ。

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    夕方の5時過ぎに赤坂のアークヒルズにあるVGJ=フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの広報にゴルフGTを返却すると、そのまま六本木通りに出て徒歩で六本木ヒルズに向かいました。そこにあるグランドハイアット東京で、午後6時半受け付け開始、7時開演という、某自動車メーカー主催の、というかレジェンドがカー・オブ・ザ・イヤーに輝いたホンダとジャーナリストや雑誌編集者との年末懇親会があったからです。しかし、受け付け開始までまだ1時間プラスも時間があり、しかもこの日はマズいことに携帯電話を事務所に忘れてきていたのでした。いや~、携帯を忘れるとあんなに不便とは思いませんでした。昔と違って手帳に電話番号を記していないので、たとえ今ではレアになった公衆電話が見つかったとしても番号が分からず、友達を呼び出すことすらできないんですから。

 そんなわけで仕方なく、受け付け開始までは六本木ヒルズ散策と決め込んだのですが、6時を過ぎる頃にはあたりはもう闇に包まれて、樹々に仕掛けられた豆球のイルミネーションがいよいよ輝きを増し、クリスマス気分を盛り上げているのでありますな。したがって周囲にはペアの姿が圧倒的に多いわけで、そこをオヤジが一人で歩く違和感、いやいや、けっこうありました。そこで、ちょっと歩き疲れた頃にお茶でもしようかと思ったんですが、どのカフェを覗いてもオヤジが一人でお茶する雰囲気じゃない。というわけで、結局、ヒルズの色々なフロアをゆっくりと、ほぼ隈なく散策していたら、受け付け開始時間の6時半がやってきたのでした。で、ホテルに入ってみたら、な~んだ、すでに多くの同業者がだべったりグラスを傾けたりしながら、ロビーで待っているじゃありませんか。これならもっと早くホテルに来てみるべきだったかなと思いつつ懇親会に突入してみると、そこは多彩な食事にも恵まれて大いに盛り上がり、早くも師走モードに突入した六本木の夜は心地好く更けていったのでした。

December 05, 2004

ゴルフで運ぶロードバイク。

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    実に久しぶりのオフになったこの日曜日は、10日間ほど借りていた広報車のゴルフGTに僕の超軽量ロードバイク、キャノンデールSIX13を積んで、都内の中原街道沿いにある懇意のバイクショップ、光風=コーフー=KOOWHOに出掛けました。これまで700×25CというサイズだったSIX13のタイヤをもうひと回り細い700×23Cのレーシーなものに交換し、同時にSIX13から外した700×25Cを僕のもう1台のロードバイク、インターマックス・スポーツ・アクアのホイールに組んでもらおうという算段です。

 ロードにせよMTBにせよ、スポーツバイクというのは前輪は簡単に外せますが、後輪はチェーンをいじらないと外せないなど、どうしても手が油で汚れたりして、ちょっと面倒なことになります。だから自転車をどこかに運ぶには、前輪だけ外した状態で積めるクルマが望ましいんですが、少なくとも僕のサイズのロードバイクに関していえば、ゴルフⅤのラゲッジルームはまさにぴったりお誂え向きの空間、といえます。下の画像でも分かるように、僕のフレームだとサドルを下げたり外したりする必要もなく、サドルの座面がちょうどぴったり天井に接触する高さなので、そのままでもバイクが立っているほどなのです。でもまぁ、それではクルマがコーナリングしたときなんかに倒れないかちょっと不安なので、念のためバックレスト固定用のフックからラバーストラップでフレームを支えていますが。いずれにせよ、ゴルフⅤの荷室は自転車趣味の人間には有り難い空間で、これに加えてさらにペダルも外してしまえば、画像と同じ3人乗り状態で2台、バックレストを全部倒した2人乗り状態なら3台のロードバイクを、立てたまま運べるだろうと思います。

 ちなみに3ボックスのセダンでも、例えば現行BMW3シリーズのようにリアシートがトランクスルーになったクルマなら、前輪だけ外したスポーツバイクを寝かして積み込むことができますが、こんなふうに立てた状態で運ぶのは不可能ですね。つまり、趣味の対象であるスポーツ自転車を運ぶためのクルマは、奥行きだけでなく天地も深いラゲッジスペースを持ったハッチバックもしくはワゴンが好ましい、というわけであります。

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December 04, 2004

21世紀の名車?

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    この日は土曜日だというのに朝から東京湾に面した某埠頭に集合し、撮影および座談会とあいなりました。男性誌『Gentry』2005年2月号の「目利きが選ぶ21世紀の名車たち。あるいは、2005年の3つ星カーを選定する」という企画のテーマに沿って、同業の館内 端さん、斉藤慎輔くん、それと僕の3人に集合が掛かったのです。で、その3人が上記のテーマに相応しいと思うクルマをそれぞれ3台ずつあげ、その合計9台に編集部が選択した1台を加えた10台について、上記3人がマックス3点でポイントを与えて3つ星カーを選ぶ、というものでした。

 バックにレインボーブリッジが見える埠頭に集合しているクルマは、ロータス・エリーゼ、VWゴルフⅤ、BMW3シリーズの3台で、それぞれ上記の3人がプッシュしたクルマですが、この3台が見事3つ星カーに選定されたかどうかは、雑誌が出てからのお愉しみということで・・・。

December 03, 2004

和製高級スポーツサルーン比較。

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    2004年の日本車は高級サルーンの当たり年だそうで、クラウン、セドリック/グロリア改めフーガ、それにレジェンドと、日本の3大メーカーが相次いでいわゆる高級サルーンをフルモデルチェンジしました。そこでこの日、それらのなかのスポーティモデルの比較テストを、という自動車専門誌『CAR GRAPHIC』からの依頼によって、クラウン3.0アスリート、フーガ350GTスポーツパッケージ、それに4WDのレジェンドの3台を東名高速や箱根のワインディングロード、それに一般道で走らせたのでした。ドライビングしてみると、たしかにこの3台はそれぞれまったく違うテイストを持っているんですが、じゃあ、そのなかでどれが一番いいのか、ということになるとなかなか判断が難しい。ま、簡単にいってしまうと、それぞれに一長一短あって、そのなかから自分はどこをすくい上げるか、ということなんですね。

 上の画像は左からフーガ、クラウン、レジェンドの順で並んでいるんですが、面白いのはホイール/タイヤの径で、フーガが19インチ、クラウンが18インチ、レジェンドが17インチと、それぞれ異なっていて、それがまた、各車の乗り味に絶妙に影響を与えています。というわけで、この手のクルマに興味のある方は、『CG』誌2005年2月号のチェックをよろしく。

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