
6月にはまず上旬にロータス・エヴォーラの新バリエーション、「IPS」と「S」に乗りました。上の白いエヴォーラは近年のロータス初の2ペダルモデルであるIPSで、3.5リッターのV6にアイシンの6段ATを組み合わせています。
これでエヴォーラは、ロータスの上級ミドエンジンスポーツに相応しい爽快なイージードライビングを実現しましたが、そのATセッティングは、ワインディングロード好きにはちょっと物足りない部分があるのが残念なところです。
それについて詳しくは、クルマサイト『carview』本編、もしくは自動車誌『CAR GRAPHIC』8月号のロードインプレッションをチェックしてみてください。

こちらの赤いエヴォーラは、3.5リッターV6をスーパーチャージャーで過給し、6段MTで走らせる高性能モデルのSで、腕に覚えのあるワインディングロード好きのための、ホットなエヴォーラであります。

続いて乗ったのは、マイナーチェンジされたメルセデス・ベンツCクラスでありました。
現行Cクラスは、2007年にデビューしたときから乗り心地とハンドリングが高水準でバランスした、快適で気持ちよくドライビングできるクルマでしたが、このマイナーチェンジ版はそれがさらに一段とレベルアップしたといえます。
今回乗ったのは、1.8リッター直4ターボのC200とC250でしたが、7段ATを介しての動力性能はいずれもまったく充分という印象でありました。

Cクラスにはすでにクーペが加わっていますが、現状、日本で発売されているのはセダンとこのステーションの2ボディで、基本バリエーションは前記のC200とC250、それに3.5リッターV6のC350があります。

今月はその半ばに、久しぶりに京都の嵐山を訪ねてきました。ただしこのときは新幹線でいってしまったので、クルマの話は登場しませんが、取り敢えず暑さしのぎに、いかにも京都らしい庭園の風景をアップしておきましょう。

京都から帰って最初に乗ったのがこの新型シトロエンC4。エンジンはすべて1.6リッター直4で、NA+4段ATのセダクションと、ターボ+EGS=6段シングルクラッチ2ペダルMTのエクスクルーシブの2モデルがあります。
前者は上り坂などでちょっとパフォーマンス不足を感じるので、そこそこ速いクルマがお好みならエクスクルーシブを選んだほうがいいというのが、僕の見解であります。
サスペンションはいずれも金属スプリングですが、まるでハイドロニューマチックのようにフラットな乗り心地を味わわせてくれるところが、新型C4の最大の魅力だと思いました。

これはニューC4のインテリアですが、インテリアもエクステリアも、デザイン的には先代モデルの方が個性的でピュアだったと思うのは僕だけでしょうか。
シトロエンC4のロードインプレッション、クルマサイト『carview』の本編にアップされているので、興味のある方は覗いてみてください。

C4に続いて乗ったのはこれもフランス車、プジョーの新しいフラッグシップモデルたる508で、ボディは写真のようにセダンおよびSWと呼ばれるステーションワゴンの2種類があります。
これは全長4.8m前後の大きいクルマですが、エンジンは基本的にシトロエンC4と同じ1.6リッター直4のターボを搭載、ただしC4と大きく違うのはトランスミッションにアイシンの6段ATを組み合わせていることです。
その結果、車重1500㎏を超えるプジョー508が実用上まったく不足のないパフォーマンスを発揮して気持ちよく走るのですから、今や1.6リッター4気筒ターボの実力は侮れません。

SWはなかなかスタイリッシュである一方、セダンの場合はスタイリングのプジョーらしさがこれまでの407より希薄になったように思えますが、もちろんプジョーらしいゆったりとした乗り心地は健在であります。
このプジョー508については、詳しいロードインプレッションを自動車誌『CAR GRAPHIC』8月号に書いているので、興味のある方はチェックしてみてください。

月の下旬には僕とって事実上初の中国、上海を一泊二日で訪れました。これは泊まったホテルの部屋から望む上海都心の夜景で、すでによく報道されているとおり、高さと奇抜なデザインを競うかのように高層ビル群が林立していました。

上海訪問の目的はこのクルマ、マセラティ・グラントゥーリズモMCストラダーレに、F1中国GPの舞台として知られる上海インターナショナルサーキットで試乗することにありました。
このMCストラダーレ、グラントゥーリズモのGT4レースモデルの公道バージョンというべきクルマでありまして、パワーアップしたエンジンと軽量化したボディ、それに固めた脚を持っています。
上海国際サーキットで味わったそのドライビング感覚は、スパルタンにして官能的で、僕は物凄く気に入りました。僕のインプレッションはクルマサイト『webCG』や、『Tipo』をはじめとする自動車誌に載るので、チェックしてみてください。

6月最後の日、30日に乗ったのがこの豪華なサルーン、ベントレー・ミュルザンヌでありまして、名古屋から知多半島を南下し、フェリーを乗り継いで紀伊半島の鳥羽に至るツーリングを敢行したのでした。
イギリスの超高級ブランド、ベントレーのフラッグシップサルーンであるミュルザンヌは、全長5.5mを超える巨大なボディを6.7リッターV8ターボで走らせるクルマですが、もちろんその乗り心地は快適至極であります。
しかもそれに加えて、今やVWグループの一員とはいえイギリスを本拠にして開発されたクルマらしく、コーナーではサイズを忘れさせる曲がりのよさを見せるところが、走り好きなドライバーにとって大きな魅力だといえます。

手間を惜しまず入念に仕上げられた、ウッドとレザーに覆われたインテリアも、3380万円也のプライスタグを掲げるミュルザンヌの重要な魅力のひとつなのは、いうまでもありません。