July 07, 2009

ミニ・ワンに、アドバンテージ・ネオ。

Fx100_090519_01030jpg_2
<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

以前、ミニ・ワンに2つのモディファイを施したと書きましたよね。で、そのひとつがKONI FSDへのダンパー交換で、それが乗り心地に絶大なる効果を発揮していることはすでにリポートしたとおりであります。

では、もうひとつのモディファイが何だったのかというと、それはエンジンオイルの非純正銘柄への交換なのでした。

そのオイルの名はADVANTAGE NEO=アドバンテージ・ネオ。いわゆるエステル系と呼ばれるアメリカ製の100%化学合成オイルで、カタログによればF1をはじめとする様々なカテゴリーのレースで使われ、素晴らしい実績を残しているといいます。

僕にそのオイルを勧めてくれたのは、シグナルグリーンの964C2GTのメインテナンスを委ねているポルシェ専門ワークショップ、MY&Cのボスでして、とにかくフリクションが低く、それでいて潤滑性は強力なため、レーシングユースに最適だというんですね。

例えば996時代のカップカーにそのアドバンテージ・ネオのSAE 0W-5を入れたら、富士スピードウェイのストレートで最高速が6~7km/h速くなり、当然ラップタイムも明確に短縮されたという話。しかもそれでいて頻繁なオイル交換や継ぎ足しも必要なかったというから、まるで魔法のオイルであります。

Fx100_090519_01730kai_2

黒いミニ・ワンの足元にあるのがそのアドバンテージ・ネオの5ガロンカンですが、それをミニ・ワンに入れてみようと思ったのは、ミニ・ワンのトップスピードを上げようと思ったわけではなく、むしろエンジンの内部抵抗を減少させることで燃費を向上させることが出来ないか、と思ったからなのであります。

というのはミニ・ワンの実用燃費、コンパクトなボディサイズと1.4リッターというエンジン排気量から期待するほどは好くないんですね、これが。

そこで5月の後半、近所のBMWでオイルフィルターを購入してMY&Cに964C2GTならぬミニ・ワンを持ち込み、標準のカストロールからアドバンテージ・ネオへのオイル交換と相成ったのでした。

アドバンテージ・ネオ、MY&Cのオススメは最も粘度の低い0W-5というグレードでしたが、念のため標準のカストロールの5W-30に合わせて0W-30を注入しました。ちなみにミニ・ワンの容量は4.2リッター。

Fx100_090615_02330jpg_2

で、エンジンを掛けたら、心なしかスターターが軽く回るとともに、アイドリング時のノイズがまろやかな音色になったような気がして、早くもその効果を実感したのであります。

肝心の燃費はというと、それまでは13㎞/ ℓ の大台に達したことがなかったのに、オイル交換した翌日に房総半島への取材の足に乗っていって14.36㎞/ ℓ と、早くも記録をブレイクして驚かされたのでした。

満タン方で採る実用燃費というのは、そのときのスタンドマンの入れ方のクセなんかによってけっこう変わってくるので、あまり正確な比較にはなりませんが、傾向としての数値の変化は感じとれます。

例えば海外出張の際の成田空港への往復でいうと、純正オイルの頃の12.53㎞/ ℓ および12.66㎞/ ℓ から、アドバンテージ・ネオに交換後は14.10㎞/ ℓ をマークするなど、10%かそれ以上の伸びを確認できる例もあります。

Fx100_090615_02930jpg_2

残念ながら動力性能に関する計測データは取れていませんが、燃費が向上しているということは、フォーマンスも向上しているはずですね、きっと。

ただしアドバンテージ・ネオ、1 USクォート=0.946リットル入りのボトルが¥4,410(消費税込み)と、決して安くないところが弱点といえば弱点ですが、例えばMY&Cでは5ガロンカンのプライスをベースにリッター売りしてくれるので、性能とモチを考えればまずまずリーズナブルな価格になっていると思います。

取り敢えずオイル交換して1ヵ月半、距離にして1100㎞ほどしか走っていないので、今後も燃費その他のデータをとって、アドバンテージ・ネオの効果がどれほどのものになるのか、立証していこうと思っています。

なので、興味のある方は、乞うご期待でありますね。

| Comments (5) | TrackBack (0)

July 05, 2009

“ツール・ド・フランス” 興味ありますか?

Fx100_090705_10930jpg
<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

昨日から、自転車界最大のイベント、Le Tour de France =ツール・ド・フランスが始まりましたね。

今年は1996年の今中大介さん以来13年ぶりに、日本人選手が出場、しかも新城幸也、別府史之の2人も、という状況なので、なんだかいつも以上に気分が盛り上がっています。

2日目の今日は、モンテカルロを出て、コートダジュールの海岸線からプロヴァンスの山間部に入り、合計187㎞を走るステージ。

写真はパソコンで観るライブ動画をデジカメでパチリ、という画像なので、画質の悪さはご容赦ください。

26日のパリ、シャンゼリゼーでのフィニッシュまで続く、ヨーロッパの夏の一大風物詩の始まり始まりであります。

| Comments (4) | TrackBack (0)

June 27, 2009

『911全仕事』、ポルシェ・ミュージアムに捧ぐ。

Fx100_090625_03830kaijpg
<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

僕の別ブログにもアップしましたが、今回のパナメーラ国際試乗会の際、新装成ったポルシェ・ミュージアムのライブラリーに、僕の単行本『ポルシェ911全仕事』を一冊献上してきました。

とはいえ今回はミュージアムのあるシュトゥットガルトを訪ねる予定はなかったので、下の写真のような文言をつたない英文で記して、ポルシェ海外広報のマネジャーに託してきたのですね。

7月の初めにはミュージアムの担当者に手渡してくれるとのことなので、それ以降にポルシェ・ミュージアムを尋ねる予定のある方、ぜひライブラリーを覗いて『全仕事』を探してみてくださいまし。

Fx100_090625_06430jpg_4

これで僕の手持ちの『全仕事』はまた一冊減って、もはやぎりぎりの数しかなくなってしまいましたが、献上したお相手はポルシェのご本尊そのものなんですから、僕としては満足であります。

ちなみに『ポルシェ911全仕事』、版元の双葉社にも何年か前からもはやストックはなく、熱心なポルシェフリークの方や読者の方から、再販して欲しいというリクエストを時たま耳にします。

ま、それはともかくとして、こうやって自分で記したグリーンの文字をあらためて目にしてみると、もっと上手い字とはいわないまでも、もっと味のある字を書けないものかと思いますね、本当に。

| Comments (6)

June 24, 2009

ポルシェ・パナメーラ国際試乗会。

Fx100_090623_01130kai
<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

ポルシェ・パナメーラの国際プレス試乗会に参加するために、現地時間の22日夜から南ドイツのミュンヘンに来ています。

写真は、BMWの本拠地であり、アウディの本拠のあるインゴルシュタットにも近いミュンヘン空港のアトリウムに陣取った、パナメーラの試乗車たち。

クルマ好きの多いお国柄だけあって、ポルシェのまったく新しいカテゴリーのニューモデル、周囲を歩く一般の人々も興味深そうに眺めていきます。

Fx100_090623_01530kai

パナメーラのリアビュー。ボディ形態をファストバックの5ドアハッチバックとしたところが、ポルシェ初のセダンのデザイン面で最も特徴的な部分かもしれません。

Fx100_090623_04530jpg

本日はポルシェのショーファーのドライブで雨のアウトバーンを走るパナメーラをリアシートから味わいましたが、乗り心地も快適でした。

ヘヴィレインのアウトバーンを走るパナメーラをリアシートから捉えた「動画」を観たい方は、僕の別ブログ『男は黙ってスポーツカー』を覗いてみてください。

Fx100_090623_06330jpg

リアシートから見たリアクォーターウインドーですが、パナメーラの後席が落ち着く一因は、高いウェストラインに対して低く座るシートにもあります。

| Comments (8)

June 19, 2009

ミニ・ワン+KONI FSD、乗り心地に効果絶大。

Fx100_090605_01530jpg
<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

アストロブラックのミニ・ワンに乗り始めておよそ3ヶ月、走行距離にして3000㎞、早くもモディファイの虫が騒ぎ出し、この1ヶ月の間に2つの項目に手をつけました。上の写真はその2つ目のアイテム、サスペンションに変更を施して事務所に戻ってきた、6月初旬の雨の日のショットであります。

サスペンションに手を入れたといっても、車高を下げたり、スプリングを硬くしたり、といったことは一切やっていません。なぜなら僕はノーマルのミニ・ワンのハンドリングとコーナリングアビリティに基本的に満足していて、これ以上コーナリングスピードを上げたいとは思っていないからですね、いまでもしかるべき舞台では敵なしの速さで走れるんですから・・・。

僕がミニ・ワンのサスペンションに手を入れたかった理由はそれとは逆に、乗り心地の改善にありました。

第2世代のBMWミニ、初代と比べると乗り心地は大いに改善されていますが、それでも場面によっては不満を感じていました。最も顕著に感じていた不満は、首都高や東名などにある舗装の継ぎ目のような突起を比較的高速で超える際に、サスペンションの縮み方がスムーズでないために、クルマがズンッと跳ね上がるバウンシングに関してでした。

ま、ある意味オリジナル・ミニの乗り心地と共通していて、とてもミニらしくはあるんですが、僕のように毎日の足として乗っていると、けっこう気になるんですねそのボディの上下動が。

そこで、その改善策として僕が狙いを定めたのが、KONI FSDへのダンパー交換でした。

電子制御を用いないKONI独自のメカニカルな可変ダンピングシステムであるFSDは、以前ゴルフⅥのGLiにも装着していて好印象を持っていたこともバックアップしてくれましたが、それにも増して今回は、縮み側は固めずにスムーズな動きを保ち、伸び側の減衰力でダンピングとクルマの姿勢を制御するという、昔からのKONIダンパーのフィロソフィーおよびその結果としてもたらされる作動感が、僕が望むミニ・ワンの乗り心地の改善に効果的に違いないと経験的に直感したからであります。

Fx100_090605_00930jpg

上の写真は、ホイールを外している時間がなくてタイヤとの隙間から覗いたゴールドに光るフロントのKONI FSDの姿ですが、交換作業が完了した日、KONI輸入元のFETで標準ダンパーからFSDに替わったミニ・ワンをピックアップし、最初の信号に向かって100mに満たない距離を低速で流しただけで、乗り心地が明らかに変わっているのが実感できたのには驚きました。

FSDは僕が意図した比較的大きい突起だけでなく、路面の小さい突起も驚くほどスムーズに吸収してボディの細かい上下動を抑え込み、ノーマルよりもずっと “落ち着いた” 乗り心地を実現していたのです。

その後、首都高を走る機会もありましたが、まさに僕が狙ったとおり、舗装の継ぎ目におけるボディの上下動は歴然と少なくなり、高速での乗り心地も滑らかさと快適さを明らかに増しています。

Fx100_090615_03730jpg

ただし装着してから未だ箱根に出向く機会を得ていないので、FSDがコーナーにおける身のこなしにいかなる変化を与えたのかについて、リポートすることは現時点ではできません。とはいえ、首都高などのコーナーを経験した範囲では、例えば途中に舗装の継ぎ目のあるコーナーでは、従来と違って継ぎ目によるボディの上下動が発生しないためにコーナリングが明らかに安定した、ということはいえます。

というわけでKONI FSD、あの独特の上下動がないとミニらしくなくて物足りないという御仁には僕は必ずしもそれをオススメしようとは思いませんが、乗り心地をもっとスムーズで快適なものにしたいと本気で望んでいるBMWミニのユーザーには、自信をもって推薦できるアイテムだと思いました。

ちなみにBMWミニ用は初代用と2代目用が別々に用意され、今回装着した後者のプライスは1台分セットで134,400円也。 ところで写真のKONI FSDステッカー、黒いボディのリアエンドのどこにセットしたらカッコいいのか塾考中につき、まだ貼れないままであります。

| Comments (7)

June 15, 2009

964C2GT、FSWに出撃!

Fx100_090614_04930jpg
<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

近頃あまりブログに登場していませんでしたが、シグナルグリーンの964C2GTはもちろん快調に走っていて、先週は新旧アルファ8Cの取材の足として宇都宮まで往復してきたし、昨日は昨日で日曜のFSW=富士スピードウェイに出撃してきました。

同業のポルシェ愛好者の集まりであるGPC=業界ポルシェクラブのミーティングがFSWで開かれ、そこでカレラカップが戦われた後のフルコースを、GPCメンバーのポルシェがパレード走行したのであります。

上の写真は、先導車つきのパレード走行で、100Rを抜けてヘアピンへと向かう964C2GTのステアリングを握りつつ、パシャリとデジカメのシャッターを押した際のショットでして、FSWのコースの雄大さがよく出ている1枚だと自画自賛。

今回はたった3ラップの、しかも追い越し禁止の走行でしたが、90年代半ばに964のカップカーを駆って真剣にカレラカップでレースしたときの思い出が、ふと甦ってきたのでした。

Fx100_090614_05330jpg

こちらは300RからBコーナーを目指す、GPCおよびそのお友達の新旧ポルシェによる、やや渋滞気味のパレード走行の列。僕のすぐ前の赤い1台は、フラットノーズの930ターボ。

Fx100_090614_04030jpg

パドックで、同業M君の1992年964C2と並ぶわが1991年C2GT。実はM君、このルビーストーンレッドの964に新車から乗り続けているという、とても羨ましいポルシェ乗りであります。

| Comments (7)

June 08, 2009

GT‐R SpecV vs 8C Competizione。

Fx100_090603_03130jpg
<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

先週の半ば、日産GT-R SpecVの広報車に乗る順番が回ってきたときに、たまたまアルファロメオ8Cコンペティツィオーネのデモカーも借りられることになったので、ならばいっそと2台を伊豆山中に連れ出して、乗り比べてみたのでした。

他の誰にも似ていないことを優先してデザインされたかのようなGT-Rのたぶん意図的に無機質系な顔と、1960年代のイタリアンスポーツのモチーフを現代流に焼き直した表情豊かな8Cの顔、互いに面白いほど対照的であります。

ちなみにプライスは、GT-R SpecVが1575万円、8Cコンペティツィオーネが2259万円と、両車ともなかなか浮世離れしています。

Fx100_090603_02430jpg_3

同様にリアサイドビューも対照的ですが、8Cが純粋な2座スポーツクーペとしてデザインされているのに対して、GT-Rはもともとスポーツセダンベースのクーペに起源を持つことを意識したデザインであることも、対照的な理由のひとつですね。

Fx100_090603_05530jpg_2

フロントミドシップに450psの4.7リッターV8を収め、トランスアクスル配置の2ペダル6段ギアボックスを介して後輪を駆動する8Cコンペティツィオーネのプロポーション。車重1585㎏。

Fx100_090603_00630jpg

ロボタイズドトランスミッションなる名前の2ペダル6段MTの操作系にセレクトレバーは存在せず、コンソールのプッシュボタンとステアリングコラム固定式のパドルで操作します。

Fx100_090603_06630jpg

485psの3.8リッターV6ツインターボとトランスアクスル配置のツインクラッチ2ペダル6段MTによって4輪を駆動するGT-Rですが、この斜めリアビューは独特の躍動感を感じさせます。車重1680kg。

Fx100_090603_07730jpg

GT-Rのトランスミッション操作系は、通常のATから乗り換えても違和感なく操作できる常識的なデザインを採っているところが、日本車である証のひとつかも。

Fx100_090603_04030jpg_3

アクの強い無機質感が鮮烈に個性を主張するGT-Rと、レトロ感覚を臆面もなく前面に押し出した印象の8Cコンペティツィオーネのスタイリングの、なんとまぁ対照的なこと。

曲面を多用した8Cコンペティツィオーネのデザイン、若干やり過ぎの印象はありますが、個人的にどっちのカタチが好きかと問われれば、それはやっぱり8Cの方であります。

Fx100_090603_07030kaijpg

霧に覆われそうな空気の伊豆のワインディングロードにいざ出撃の2台ですが、そのドライビング感覚がどのように違うのかについては、後日アップする予定のクルマサイト『carview』でのリポートをチェックしてください。

皆さん、この2台のうちのどっちのクルマにより強い興味をお持ちなのか、よかったらコメントしてみてください。もちろん、どっちにも興味がない、というコメントもOKですよ。 

| Comments (21)

June 02, 2009

75年の時を隔てる2台の8気筒アルファを走らせた。

Fx100_090601_02030kaijpg
<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

この見るからに精悍なヴィンティッジスポーツカー、1933年8C2600モンザという戦前のアルファロメオですが、昨日、もう1台のアルファ8Cといっしょに、栃木県の宇都宮とその周辺でこのクルマを走らせてきました。

実は手前に写っているダッシュボードとその奥に見えるワイパーがそのもう1台の8C=8気筒アルファ、現代の8Cコンペティツィオーネのものであります。

Fx100_090601_00430jpg

8気筒エンジンというと今ではV8を意味しますが、戦前の8Cは違います。この長いボンネットの下にはスーパーチャージャーで過給した排気量2.6リッターのDOHC直列8気筒エンジンが収まっているのです。

そのパワーは180psで、4段ギアボックスを介して後輪を駆動、たった920㎏しかない車重を225km/hまで引っ張ったといいますから、今から75年前ものクルマとしては驚異的な高性能車だったわけです。

Fx100_090601_01130jpg

実際アルファ8Cは、ミッレミリアのようなロードレースからサーキットのGPレースまで、つまり今日でいえばWRCのハイスピードラリーからF1レースまでこなし、どちらでも上位を独占した驚異のオールラウンドプレイヤーだったのでした。

上の写真はスパルタンそのもののコクピットで、根元にゲートが切られた4段MTのシフトレバーや、その手前のハンドブレーキなど、まともな位置にありますが、実はペダル配置が尋常ではなく、なんと左からクラッチ、スロットル(!)、ブレーキ(!)、の順に並んでいます。

Fx100_090601_01430jpg

中央はフルスケール6200rpmのJAEGER製レヴカウンター、その右がBOSCHのイグニッションシステムで、キイを一段押し込むと上のボタンが赤く点灯、そこでそのボタンを押すとエンジンが目覚めるという寸法です。

それにしても、75年前のアルファが電装の重要な部分にドイツのBOSCH=ボッシュを使っていたのが興味深いではありませんか。

Fx100_090601_03330a

8C2600モンザの主治医である宇都宮のヒストリックカーワークショップ、「Brescia」=「ブレシア」にて、雨に追われて戻ってきた8Cモンザと、同時にドライビングした8Cコンペティツィオーネ。

8C2600との間を隔てる75年の歳月は、同じ8Cでもコンペティツィオーネの操縦を遥かにイージーなものにしていますが、こいつを走らせるとアルファロメオの熱さは今も健在だと実感できます。

Fx100_090601_02730a

今回の2台、いずれも個人オーナーの方の所有になる素晴らしいコンディションのクルマで、それらを同時に心地好くドライビングできるチャンスを得られたことに、感謝、感謝であります。

この2台の8気筒アルファに関するリポートは、6月26日発売のミニチュアカー専門誌 『ミニカーファン』 29号、アルファロメオ特集の巻頭を飾る予定なので、興味のある方はぜひともチェックを!

| Comments (5)

May 26, 2009

ニューシロッコ、日本で乗っても好印象。

Fx100_09052122_03030jpg
<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

ヨーロッパではゴルフⅥよりもひと足早く発表され、去年7月にポルトガル、リスボンで開かれたワールドプレミア国際試乗会で乗ってきた新型VWシロッコが、いよいよ日本にも上陸しました。

日本への導入モデルは、160psの1.4リッター直噴ツインチャージャー4気筒+7段DSGを積む「TSI」、それに200psの2リッター直噴ターボ4気筒+6段DSGを搭載する「2.0TSI」の2車種。

先週、その2台をさっそく箱根に連れ出したのですが、ニューシロッコのテーマカラーであるバイパーグリーンメタリックが(1.4)TSI、その後ろのライジングブルーメタリックが2.0TSIであります。

基本構造はゴルフⅥがベースですが、フロントよりリアのトレッドの方が広い独自の設定を与えられ、リアフェンダーが明確に膨らんだスポーティな下半身が、この写真からも分かるでしょう。

ボディカラーはこの他にソリッド系のホワイトとパール系のブラックがあって、合計4色。かなり人目を惹くので少々勇気が要りますが、バイパーグリーン、たしかにシロッコに似合います。

Fx100_09052122_04630jpg_2

標準型TSIのコクピット。アルカンタラ+ファブリック張りのスポーツシート、スポーツタイプのステアリングホイール、ゴルフⅥとは形状の異なるDSGセレクターなどがシロッコ独自のアイテム。

Fx100_09052122_06530jpg

ルーフがテールゲートの部分まで一気に延びたロングルーフデザインによって、大人が2人無理なく座れるリアシートが確保された、フル4シーターのクーペとして成立しています。

手前の2.0TSIは18インチタイヤと電子制御アダプティブダンパーを備える「DCC」が標準装備される一方、向こう側の(1.4)TSIはノーマルの脚に17インチタイヤが標準になります。

詳しいロードインプレッションはクルマサイト 『carview』 にアップ中ですが、僕の印象では1.4の標準型TSIで充分ドライビングを愉しめると思いました。ちなみにプライスは1.4が392万円、2.0が447万円。

Fx100_09052122_03630jpg_2

こちらは2.0TSIのコクピット。基本デザインは1.4の標準型と共通していますが、スポーツシートが標準でレザー張りになるところが、1.4リッターの標準型TSIとの最大の違いといえましょう。

| Comments (9)

May 23, 2009

ニューBMW Z4のキャラクターチェンジ。

Fx100_090512_14230jpg
<すべての画像は画面をクリックするとサイズが拡大されます>

イタリア出張に出かける直前のことですが、湯河原から箱根にかけてのゾーンで、新しいBMW Z4をテストドライブしてきました。

乗ったのは日本に導入される2車種の上級モデル、「sDrive35i」で、3リッターの直6ツインターボエンジンにツインクラッチ式2ペダルMTの7段DCTを組み合わせています。

とはいえ新型の最大のポイントは上の写真から分かるように、トップがこれまでのソフトトップから、アルミ合金製のフルオートマチックリトラクタブルハードトップに変わったことですね。

Fx100_090512_13230jpg

これはコクピットのコンソール周辺のコントロール類ですが、綺麗に磨き込まれたウッドパネルが新しいZ4のキャラクターを象徴しているといえます。

Fx100_090512_11330jpg

ハードトップをリアに収納してオープンにし、サイドウィンドーを立てた姿ですが、この状態であれば日本で合法的に遭遇できるレベルのスピードでは乗員の髪が大きく乱れることはなく、快適なオープンエアが味わえます。

この写真からも、新型Z4のボディが先代より一回り大きくなり、なかでも全長が長くなったことが明確に分かるのではないでしょうか。

Fx100_090512_15430jpg

そもそも初代はロードスターとして登場したZ4ですが、今やSLKの対抗馬といえる、高性能ながら快適なスポーツクーペにキャラクターを変えた印象をうけた新型でありました。

こうなるとボクスターの次期モデルには、是が非でも軽快なソフトトップスタイルを死守して欲しいと思うのは、僕だけでしょうか?

| Comments (4)

«ミニ・ワンにロードバイクを積むの図。